「目標は高い方が、最終到達点が高くなると思っている。例えば、上位に残っていればいいと考えていれば、中位、残留争いに巻き込まれる可能性があると思う。難しいミッションではあるが、このクラブは『すべては勝利のために』という精神が根付いている。ファン・サポーター、鹿島に関わる人すべてが、タイトルを求めている。だから、今年は残念な結果になったが、このクラブの目標設定を変えてはいけない。タイトルを獲ることが、このクラブに関わる人間の責任だと思う。これからもタイトルを求めていく」
目標はあくまでタイトル奪還。では、来季、名門が復権を果たすために、何が必要なのか――。吉岡FDは次のように語っていた。
「鹿島の勝負強さを取り戻さなければいけない。守備はある程度、J1のなかで、しっかり出来るようになってきたが、攻撃はまだまだアップデートしないといけない。個々で考えれば、選手たちは一生懸命頑張っているし、やろうとはしている。だけど、組織的に戦う部分の浸透が足りなかったと思うし、組織的に戦って攻撃するという部分を来年やっていく必要があると強く思っている。能力ある選手たちなので、そこの結束力をもっと高められれば、必ず改善できると思う」
継続的に上位に入り続けている鹿島だが、ファン・サポーター、クラブに関わる人々が求めているのはタイトルのみ。監督の進退についての言及はされなかったが、来季は新たな変化を加えて、タイトル奪還に挑むことになりそうだ。
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外部リンクSOCCER KING