シャオミのスマートバンド「Xiaomi Smart Band 8」が海外で発売になった。
日本では現在ひとつ前のモデル「Xiaomi Smart Band 7」が発売中だが、いずれこのXiaomi Smart Band 8も販売されるだろう。

Xiaomi Smart Band 8の海外での価格は約5000円と、シャオミらしいコスパの良い製品に仕上がっている。


Xiaomi Smart Band 8


Xiaomi Smart Band 8は1.62インチのスリムなディスプレイを搭載するリストバンド型のスマートデバイス。
腕にはめているだけで日々の運動量の計測、カロリー計算、睡眠時間の計測、スマートフォンからの通知受信、また心拍数や血中酸素濃度の測定などスマートバンドとして一般的な機能はほとんど備えている。
電池の持ちは約16日間と長く、フル充電時間もわずか60分。
毎日充電が必要なスマートウォッチと違い、1週間以上腕につけっぱなしにしていても電池が切れることがない。そのため特に日々の睡眠状態を測定したい場合は便利だろう。

運動量の測定は150種類のワークアウトに対応している。
一般的な人が日々行う運動はもちろん、スポーツを本格的に行っている人でもたいていの運動に対応している。そのためより正確な運動量を計測することができるのだ。

本体はベルトを着けても27gと軽く、48 x 22.5 x 10.99mmと小型でスリムな形状のため、運動中につけていても邪魔にならないだろう。また5気圧の防水に対応しているので水泳中でもそのまま利用できる。

ウォーキングやランニングをする人には、Xiaomi Smart Band 8のバンドを外して靴に取り付けるアタッチメントも販売されている。
本体が軽量スリムでもマラソンなど長時間の運動時には気になってしまうだろう。自分の靴にXiaomi Smart Band 8を装着しておけば腕につけ忘れてしまうことも無い。電池の持ちが長いので毎日取り外して充電する必要が無いのもいいだろう。


Xiaomi Smart Band 8を靴に取り付けることもできる


Xiaomi Smart Band 8の特徴の一つが、交換可能なアタッチメントやベルトが純正で多数用意されていることだ。
Apple Watchのようなメジャーな製品であれば様々な会社から着せ替えベルトが販売されているが、他社のスマートウォッチやスマートバンドはその数は多くない。
メーカー純正でも数種類程度しかない、というケースが大半だろう。

Xiaomi Smart Band 8は革製のバンドなど多数の着せ替えバンドが販売される。交換可能なバンド類の種類は、
・革製バンド
・ブレスレット風バンド
・TPU製バンド
・ペンダント風ケース
などなどで、これにサードパーティー製品を加えるとかなりの種類になる。

Xiaomi Smart Band 8は約5000円という本体の安さも大きな魅力だが、バンドを交換することでカジュアルにもスポーツにも、そして上品なアクセサリにもなるのだ。
スマートウォッチやスマートバンドは腕に着けるものだけに、その日のファッションに合わせてバンドも交換したいといいう人もいる。
Xiaomi Smart Band 8はそんなニーズにもしっかり応えられる製品なのだ。


豊富な着せ替えベルトも販売されている


Xiaomi Smart Band 8には、ほかにも楽しみ方がある。
文字盤のカスタマイズが自在で、200種類の文字盤があらかじめ利用できる。
この文字盤もデザインに凝ったものから心拍数や運動量を大きな数字で表示できる実用性の高いものまで様々なパターンから選べる。着せ替えベルトに合わせて文字盤を変える楽しみもありそうだ。
なおXiaomi Smart Band 8の管理は専用のスマートフォンアプリ「Mi Fitness」を使うと便利だ。アプリからはXiaomi Smart Band 8の電池残量も確認できるので充電忘れを防ぐこともできる。


豊富な文字盤で見た目も変えられる


高価なスマートウォッチは性能も高いが、日常的な健康管理やスマートフォンからの通知を知りたいのであれば、Xiaomi Smart Band 8でも十分実用的だろう。日本で発売される日を待ちたいものだ。




執筆 山根康弘