[画像] Windows標準ブラウザのEdge上で表示した画像がMicrosoftに送信されている、無効化方法はコレ



by Dennis Sylvester Hurd

Windowsに標準搭載されているウェブブラウザ「Edge」が、ブラウザ上で表示した画像のURLを自動的にMicrosoftに送信していることが判明しました。Edgeが搭載している、「超解像技術を用いてウェブ上の画像の鮮明さやシャープネス、照明、コントラストを向上させる」という画像補正機能が原因と見られています。

Edge sends images you view online to Microsoft, here is how to disable that - Neowin

https://www.neowin.net/news/edge-sends-images-you-view-online-to-microsoft-here-is-how-to-disable-that/



'Enhance Image' Function in Edge Browser Sends Image URLs to Microsoft | PCMag

https://www.pcmag.com/news/enhance-image-function-in-edge-browser-sends-image-urls-to-microsoft

Edgeでは実験的な機能として「画像の補正」を導入しており、ブラウザ上で表示する画像の鮮明さやシャープネス、照明、コントラストを向上させることができます。一方で、テストビルドであるEdge Canaryにおいて、「画像の補正」について「ブラウザ上で表示した画像のURLは、超解像技術を使用するためにMicrosoftに送信されます」との記載が加えられていることが判明しました。





超解像技術を用いた「画像の補正」はブラウジング体験を改善するための機能ですが、「ユーザーがアクセスしたURLをMicrosoftに送る」という点はプライバシーの侵害に当たる可能性が指摘されています。

「画像の補正」を無効にするには、まずEdgeでメニューボタンをクリック後、「設定」をクリックします。



設定画面が表示されたら、「プライバシー、検索、サービス」のタブを選択。



下までスクロールして、「Microsoft Edgeで画像を補正する」のスイッチをデフォルト状態のオンからオフに切り替えると完了です。



また海外メディアのNeowinによると、今後のEdgeのアップデートでは、「画像の補正」を行わないウェブサイトを個別で指定できるようになるとのこと。アップデート後には「Microsoft Edgeで画像を補正する」の欄から「Never enhance images for these sites(これらのサイトでは画像の補正を行わない)」を選択することで、個別にURLの設定が可能になるとされています。



Microsoftは「画像の補正」に関して、「『画像の補正』がオンになっている場合、Edgeは表示された画像を暗号化してMicrosoftサーバーに送信し、画像の補正を実行します」と述べ「サーバーへの送信の際にユーザーIDは含まれませんが、パフォーマンス向上のために、画像は30日間キャッシュされます」と説明しています。