職場の人間関係や恋愛相談、身体のコンプレックスから性の悩みまで――。

読者から寄せられた多種多様な悩みを、「自己防衛おじさん」こと占い師の鉄平さんが、真摯かつユーモラスに回答していく。

今回お悩みを相談するのは、会社員のUさん(兵庫県・40代男性)。

70代後半の父が、出先で店員と口論になることが多く困っているという。

元々はそんな性格ではなかったのに、定年退職をして暇になってから変わってしまって......。

読者のお悩み

70代後半の父親が、出かけた先で店員さんと口論になることが多くて困っています。
たとえばコンビニやスーパー、携帯電話ショップなどでです。他には病院や市役所、図書館、郵便局でも同じです。
どうやら自分が正しいと思っていることを店員さんや職員の方々にぶつけて困惑させているようなのです。最近の若い店員のマニュアル対応はおかしい、医者や看護師、公務員はこうあるべき等、色んな場所で口論をして説教をして家に帰ってきます。そしてあんな無礼な店員がいるお店には二度と行かないと言うのです。
長年そのような生活をしてきたので、今となっては父親が行けるお店がほとんどなくなってしまいました。その結果、母親や息子である私が父親の代理として商品を買いに行ったり手続きをしたりしています。定年退職をする前は普通だったのに退職して暇になってから急に性格が変わりました。認知症ではないのですが......。店員さんに言いたいことはあったとしても、もう何も言わずに黙っておいて欲しいです。
父親の性格を直す方法はないのでしょうか。
Uさん(兵庫県・40代男性)

自己防衛おじさんはUさんに、どんなアドバイスを送るのだろうか。

老化からの「自己防衛」を

自己防衛おじさんの回答

いわゆる「高齢者あるある」といったところでしょうか。加齢による脳の変化によって感情のコントロールが難しくなるということもあるようですので、お父様の変化は自然な事なのかもしれません。

しかし、世間からみるとただの迷惑な老人としか映らないのが何とも悲しいところ。ご家族が嘆きたくなる気持ちも良く分かります。だからといって、父親に「元の性格に戻って欲しい」と思うのは周りの人間のエゴなのではないでしょうか?

彼も短気になろうとして変身したわけではなく、老化によるものもあるとするなら、本人としても消化しきれないもどかしい思いは抱えているはず。現役時代と今の自分を比較して人知れず苦しんでいるのかもしれません。

人様の生命や財産に影響を及ぼすような悪行をしない限りは、もう少し、良い意味で雑に捉えてあげても良いのではないでしょうか。

効果はあるかは不明ですが、家にいる時に自分一人で出来るオンラインで対戦できる麻雀や将棋など、脳を使うゲームを生活に取り入れる事で老化から「自己防衛」してみるのも、良いかもしれません。

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