今月行われるインターナショナルマッチ。日本代表はウルグアイ代表、コロンビア代表と対戦する予定となっている。
それに合わせて、今回は「これまでの親善試合で日本にやってきて戦った世界のスーパースターたち」をご紹介する。
1992年:ガブリエル・バティストゥータ
代表:アルゼンチン
日本代表との対戦:1992年5月31日
スタジアム:国立競技場
結果:0-1
ゴール:バティストゥータ
1992年にキリンカップで来日したアルゼンチン代表。ウェールズとともに招待され、2連勝で見事に優勝した。
そのツートップはカニーヒア&バティストゥータという往年のファンなら感涙のコンビ。前年にコパ・アメリカを制覇したメンバーが多く来日した。
1994年:エリック・カントナ
代表:フランス
日本代表との対戦:1994年5月29日
スタジアム:国立競技場
結果:1-4
ゴール:小倉隆史、ジョルカエフ、パパン、OG、ジノラ
1994年のキリンカップには当初アルゼンチンを呼ぶ予定であったが、マラドーナが入国を拒否されてしまったため、オーストラリアとフランスが招待されることに。
フランス代表はカランブー、ドゥサイー、ブラン、ジョルカエフ、デシャン、パパン、リザラズ、ジノラなどスター揃いで、その中でもカントナの存在は大きかった。
1997年:ロナウド
代表:ブラジル
日本代表との対戦:1997年8月13日
スタジアム:長居競技場
結果:0-3
ゴール:フラヴィオ・コンセイソン、フラヴィオ・コンセイソン、ジュニオール・バイアーノ
ワールドカップの最終予選開始前に行われた親善試合。テストの相手として呼ばれたブラジルは、最終ラインにカフーやロベルト・カルロス、中盤にサンパイオやドゥンガ、レオナルド、デニウソン、前線にソニー・アンデルソン、ロナウドが並んだすごいメンバーだった。
ちなみに、カフーは1999年にもう一度来日しており、その際にはリヴァウドも日本代表と戦っている。
2001年:フランチェスコ・トッティ
代表:イタリア
日本代表との対戦:2001年11月7日
スタジアム:埼玉スタジアム2002
結果:1-1
ゴール:柳沢敦、クリスティアーノ・ドーニ
柳沢敦が素晴らしいゴールを決めて名を上げたイタリア戦。日韓ワールドカップを半年後に控え、当時世界最高リーグとされたセリエAのスターがこぞって来日、日本代表と戦った。
GKにはブッフォン、最終ラインにはカンナヴァーロやネスタ、中盤にガットゥーゾやザンブロッタ、前線にデルピエロ、トッティ、インザーギという信じられないメンバーが埼玉スタジアム2002のピッチを駆け回った。
2002年:ズラタン・イブラヒモヴィッチ
代表:スウェーデン
日本代表との対戦:2002年5月25日
スタジアム:国立競技場
結果:1-1
ゴール:OG、アルベック
日韓ワールドカップの開幕まで数日となり、最期のテストマッチとして行われたスウェーデン代表との試合。中田英寿のヘディングがオウンゴールを誘い、1-1と引き分けている。
この試合ではヘンリク・ラーションとマルクス・アルベックのツートップが先発したが、67分から当時20歳のズラタン・イブラヒモヴィッチが途中出場している。
2004年:ミヒャエル・バラック
代表:ドイツ
日本代表との対戦:2004年12月16日
スタジアム:日産スタジアム
結果:0-3
ゴール:クローゼ、バラック、クローゼ
日韓ワールドカップで準優勝となったドイツ代表。2004年末にもキリンチャレンジカップで日本に招待されている。その際の指揮官は現在の韓国代表監督ユルゲン・クリンスマンであった。
GKはオリヴァー・カーン、最終ラインにヴェルンスやメルテザッカー、中盤にはシュナイダーやバラック、シュヴァインシュタイガー、トップにはクローゼやポドルスキーがいた。ちなみに、ポドルスキが代表で初先発したのがこの試合だ。
2007年:サミュエル・エトー
代表:カメルーン
日本代表との対戦:2007年8月22日
スタジアム:九州石油ドーム
結果:2-0
ゴール:田中達也、山瀬功治
2007年夏に行われたキリンチャレンジカップ。オシム体制の伝説の試合となった欧州遠征のオーストリア戦&スイス戦を前に、大分でカメルーンとの親善試合を行っていた。
カメルーンは日韓ワールドカップの際にキャンプ地としていた大分県中津江村と深い関係があり、その近くでの試合ということで大きな話題に。バルセロナで活躍していたサミュエル・エトーが来日。
2010年:リオネル・メッシ
代表:アルゼンチン
日本代表との対戦:2010年10月8日
スタジアム:埼玉スタジアム2002
結果:1-0
ゴール:岡崎慎司
アルゼンチン代表を相手に日本代表が勝利を収めた伝説的な試合。しかもそのメンバーには世界最高の選手であるリオネル・メッシが含まれていた。
アルゼンチンは最終ラインがエインセ、デミチェリス、ミリート、ブルディッソ、中盤がマスケラーノ、カンビアッソ、ダレッサンドロ。トップがテベス、メッシ、ミリートとかなり本気のメンバーであった。
2013年:ルイス・スアレス
代表:ウルグアイ
日本代表との対戦:2013年8月14日
スタジアム:宮城スタジアム
結果:2-4
ゴール:香川真司、本田圭佑、フォルラン、フォルラン、スアレス、アルバロ・ゴンサレス
頻繁に日本へとやってきてくれるお得意様のウルグアイ。スター選手も数多く来日した。そしてルイス・スアレスが初めて親善試合のためにやってきたのが2013年のキリンチャレンジカップだ。
2014年のワールドカップを1年後に控えた試合は2-4の打ち合いに。ウルグアイはGKがムスレラ、DFがルガーノ、ゴディン、カセレス、マキシ・ペレイラ、MFがガルガーノ、ロデイロ、クリスティアン・ゴンサレス、アルバロ・ゴンサレス、FWがスアレスとフォルランという凄いメンバーだった。
2022年:ネイマール
代表:ブラジル
日本代表との対戦:2022年6月8日
スタジアム:国立競技場
結果:0-1
ゴール:ネイマール
ついに来日が実現したネイマール。昨年6月に国立競技場で行われたブラジル代表との試合は、FIFAワールドカップ・カタール2022を半年後に控えてのビッグマッチだった。
【関連記事】1位はメッシでも大谷同僚でもない!世界で最も金を稼ぐ最強スポーツ王10人
前半は打たれまくるも無失点で終え、後半に選手を入れ替えて反撃…も77分にネイマールのPKで失点して敗れた。ブラジルのメンバーは豪華だったが、その中でもあの三笘薫のドリブル突破をあっさりエデル・ミリトンが止めた場面が大きな話題に。