圧倒的な人気となったのは「あのクルマ」!

 2023年3月6日、カーシェアのプラットフォーム「Anyca(以下エニカ)」を運営するDeNA SOMPO Mobilityは、同サービスにおける個人間およびディーラー店舗で貸し出された車種の人気ランキングを発表しました。

昨年に続き1位となったトヨタ「アルファード」。人気の高さを証明した

 この調査は、東京23区内を主な受け渡し場所として設定しているクルマを対象に、2022年1月1日から2022年12月31日までの1年の間にシェアされた回数をランキングしたもので、同一車種の場合は複数台のシェア回数を合算しています。

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「個人間におけるカーシェア」の人気車種ランキングでは、トヨタ「アルファード」が1位、テスラ「モデル3」が2位、トヨタ「ハイエース」が4位、日産「セレナ」が4位となりました。

 アルファードは前回のランキングでも1位を記録しており、さらに貸し出された回数1203回は2位の約2倍となり、圧倒的な人気を証明する結果です。

 また、大人数が乗車可能なミニバンが上位を占めた一方で電位自動車(EV)メーカーのテスラが2位に入ったことで、環境に配慮したEVへ関心が高まっている傾向も見られます。

 それ以外では、MINI「MINI」が5位、アウディ「A5カブリオレ」が6位、BMW「3シリーズ」が7位と外資系メーカーが立て続けにランクインしました。

「ディーラー店舗におけるカーシェア」のランキングでは、ジープ「コンパス」が1位、アバルト「595」が2位、アルファロメオ「ジュリア」が3位、そしてアウディ「Q8」と「A7スポーツバック」がそれぞれ4位と5位となり、ランキング上位はすべて外資系メーカーが制覇。

 この結果は、ジープ、アバルト、アルファロメオなどのステランティス系およびアウディのディーラーが、エニカのサービスに多く参加していることも一因いえるかもしれません。

 その他、エニカを利用しているドライバー(借り主)の年齢層の調査では20代前半から30代前半が最多となった一方、オーナー(貸し主)は30代から40代が多く参加していることも判明。

 このことから、比較的若い世代をユーザーとしてカーシェアのサービスが支持を広げている様子がうかがえる調査結果となりました。