[画像] NVIDIAのグラボのメモリ容量を無理矢理アップグレードする方法



Stable-Diffusionのような画像生成AIや新作PCゲームはグラフィックボードのスペックを要求するので、メモリ容量不足は多くのGPUユーザーにとって悩みの種です。そんな悩みを力業で解決してしまう動画がYouTubeで公開されました。

Upgrading VRAM on an nVidia GeForce GT640 GPU - YouTube

YouTuberのdosdude1氏がGPUのメモリをアップグレードしようと思ったのは、XserveでMac ROMを起動させようとしたところ、手持ちのグラフィックボードではスペックが不足していたのが理由です。起動にはメモリが2GB必要ですが、なんとか調達できたGeForce GT640には1GBしかありませんでした。



フリーソフトの「CPU-Z」を使って確認すると、確かにメモリ容量が1GBと表示されます。



さっそく改造を開始したdosdude1氏は、まずヒートシンクとブラケットを外しました。



基板に取り付けられているこの黒いチップがメモリチップです。1つ1Gbitのチップが8個で合計1GBになります。



そしてこれが交換予定のチップで、容量は2倍の2Gbitです。



次にdosdude1氏は、チップにはんだ付け用のフラックスをつけて、プリヒーターで熱しました。



温めている最中はこんな感じ。



グラフィックボードの方のチップにも、フラックスをつけて加熱しつつチップを取り外していきます。



そこにはんだを付けていくdosdude1氏。



新しいチップをのせます。



ライトを使って慎重にずれなどがないか確認します。



再び加熱。



基板についていたフラックスをきれいに拭いて完了です。



実際にグラフィックボードを取り付けてテストしてみます。



見事にメモリを2GBにすることができました。



目的だったMac ROMの起動にも成功しました。