ハーマンインターナショナルは、音楽に合わせてLEDが光り、環境音モードで“チル”な使い方もできるポータブルBluetoothスピーカー「JBL PULSE 5(パルス5)」を10月7日に発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は35,200円。カラーはブラック。
JBL PULSE 5
本体側面を取り巻くLEDイルミネーションとJBLサウンドを360度全方位で楽しめる、カクテルグラスのようなデザインが特徴の「JBL PULSE」シリーズの新機種。米ラスベガスで「CES 2022」にあわせて開催された、同社のオンライン発表会で登場しており、今回国内での発売が正式に決まったかたちだ。
本体サイズが従来の「PULSE 4」よりも若干大きくなっており、上下の機構部分をコンパクトにしたことで、本体を取り巻くクリアパーツの面積が拡大。好みに合わせて約6万色(65,351色)のカラーパレット、6つのグループ、26のエフェクトから光り方をカスタマイズして、ダイナミックなライトショーが楽しめる。
2022年秋のJBL新製品の発表会では、172台のPULSE 5を後述の「JBL PARTYBOOST」で連携させて、ダイナミックな光と音楽が楽しめる空間が出現
専用アプリ「JBL Portable」でライティングなどをカスタマイズ
約6万色(65,351色)のカラーパレット、6つのグループ、26のエフェクトから光り方を細かく調整できる
従来のPULSE 4は計130個のLEDを備えていたが、新しいPULSE 5では従来比15%増となる、計149基(側面140基、下部9基)のLEDを搭載。音楽にシンクロして発光する機能を引き継ぎながら、50fpsの高速駆動によってなめらかに変化するようにし、カラフルなイルミネーションの精細感を高めた。また、本体下部に新たに搭載したLEDにより、接地面に反射する間接的な光によって独特の浮遊感を生み出す。
PULSE 5の分解モデル。手前に新開発の16mmツイーターと46mmウーファーが同軸上に並ぶ2ウェイスピーカーがあり、その上の白い部分と合わせて計149基のLEDを仕込んである
PULSE 5には新たに、波や虫の声、焚き火、森、せせらぎといった5種類の環境音モードを搭載。音楽を再生していなくてもリラックスした空間を演出でき、ゆったり過ごす“チル”な雰囲気を楽しめるようにした。ライティングカラーやパターン、環境音モード、音質は専用アプリ「JBL Portable」から気分に合わせて細かくカスタマイズできる。
5種類の環境音モードを搭載
音質も3バンドのイコライザーで調整できる
サウンド面では、新開発の16mmツイーターと46mmウーファーが同軸上に並ぶ2ウェイスピーカーと、表面積が従来比15%アップしたパッシブラジエーターを本体下部に搭載。アンプ出力は従来の20Wからウーファー30W+ツイーター10Wに増強し、キャビネット容量も33%アップ。「JBLならではのキレのある豊かな低域から実体感のあるボーカル帯域、そしてクリアな高域まで、360度全方位に広がるプロフェッショナル由来のパワフルサウンド」に進化した。周波数特性は58Hz〜20kHz(-6dB)。
本体下部
Bluetooth 5.3に準拠し、SECコーデックをサポート。2台以上のPULSE 5の連携も可能。2台で音楽をステレオ再生させたり、複数台でイルミネーションテーマやサウンドを連携させる「JBL PARTYBOOST」にも対応しており、本体のPARTYBOOSTボタンを押すだけでペアリングして一斉に対応スピーカーを鳴らせる。
JBL PARTYBOOSTでは100台以上の対応ワイヤレススピーカーを連携させられるとしており、PULSE 5を含む2022年秋のJBL新製品の発表会では、172台のPULSE 5を連携させてダイナミックな光と音楽を楽しめる空間を作り上げ、来場した報道陣を驚かせていた。
将来的にはBluetoothの新しいオーディオ規格「LE Audio」に本体アップデートで対応予定で、これまでの音声規格(Classic Audio)はそのままに、より遅延が少なく、低消費電力で音質的にも有利なワイヤレス再生が行えるようになるとのこと。
デザイン面ではほかにも、天面のディフューザーにJBLホーンロゴ、前面にJBLボールドロゴをアクセントとしてあしらい、さらに持ち運び用のストラップを新たに装備。透過面に指紋を付けずに気軽に持ち運べるようにした。本体はIP67規格の防水防塵対応で、リビングやベッドルーム、浴室をはじめ、屋内外の水濡れや砂塵が気になる場所でも使えるとする。
最大12時間の連続再生が可能。付属のUSB-Cケーブルで充電でき、充電時間は約4時間。本体サイズは107×131×214mm(幅×奥行き×高さ)、重さは約1.47kg。
本体側面に、持ち運び用のストラップを新たに装備