【ソウル聯合ニュース】平昌冬季五輪のスピードスケート・ショートトラック女子3000メートルリレーで金メダルを獲得した韓国の沈錫希(シム・ソクヒ)選手が、来年2月の北京冬季五輪への参加資格剥奪に準ずる懲戒処分を受けた。

 沈選手は2018年の平昌五輪当時、コーチとやり取りした携帯電話のショートメッセージで、別のコーチやチームメートを誹謗(ひぼう)したとされる。

 大韓氷上(スケート)競技連盟のスポーツ公正委員会は21日、沈選手に対し2カ月の資格停止処分を下したと発表した。

 この決定により、沈選手は来年2月の北京冬季五輪に出場するのは難しくなった。

 ただ、大韓体育会(韓国オリンピック委員会)のスポーツ公正委員会に再審を請求するか、裁判所に処分の効力停止の仮処分を申請することで出場方法を模索するとみられる。

 問題のショートメッセージの内容は、沈選手に3年あまりにわたって性的暴行を加えた罪などで、懲役13年の実刑が確定したチョ・ジェボム元コーチの裁判の過程で明らかになった。