英エレクトロニカバンド「イヤーズ&イヤーズ」のフロントマンとしても知られるオリー・アレクサンダー(『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』)が主演を務めた英Channel 4のドラマ『IT'S A SIN 哀しみの天使たち』。本作で共演したキャストたちと『ブリティッシュ ベイクオフ』のクリスマススペシャルで再会するとPinknewsが伝えている。

『ドクター・フー』のクリエイターであるラッセル・T・デイヴィースが企画、製作総指揮を務め、80年代イギリスでHIVに翻弄される若者たちを描いた全5話のドラマ『IT'S A SIN 哀しみの天使たち』。"ゲイは演じるものではない"というポリシーをもつデイヴィースのもとキャスティングが行われ、"ピンクパレス"というシェアハウスに暮らす仲良し5人組をはじめキャストにはアクティビストとしても活動するオリーほか、注目の俳優が起用された。

そんな『IT'S A SIN 哀しみの天使たち』に出演したジル役のリディア・ウェスト、アッシュ役のナサニエル・カーティス、そして親子役を演じたショーン・ドゥーリーとオリ―の4人がイギリスの料理番組『ブリティッシュ ベイクオフ』のクリスマススペシャルに出演することを番組公式Twitterが発表した。

イギリス中から選ばれたアマチュアベイカーが、各地の会場でベイキングの腕を競うコンテスト番組である人気シリーズ。「位置について、用意〜...ラッ! テントをピンクパレスに開きました!」とユニークなツイートでコラボレーションを知らせると、オリーも「イイイイ!! このクリスマスIT'S A SINファミリーとベイクする。ラッ!」と興奮冷めやらぬ様子でツイート。

司会の一人スー・パーキンスも同性愛者であることから、LGBTQからの人気も高い本作。LGBTQテレビ史上最高のクロスオーバーと沸いており、「嘘! なんていうラインナップなの!最高!」といった声や「わお、(このニュースを聞いて)ハッピー・ゲイになったよ」と喜びのコメントが寄せられていた。

具体的な放送日は未定。パンやケーキなど色々な料理に挑戦する『ブリティッシュ ベイクオフ』だが、オリ―たちがどのようなベイキングをするのかは明らかにされていない。今年3月にChannel 4は『IT'S A SIN 哀しみの天使たち』の視聴者数が配信も含めて、過去最高の1800万を記録したことを発表。人気の高いドラマだけに、クリスマススペシャルに寄せられる関心も高そうだ。

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『IT'S A SIN 哀しみの天使たち』© RED Production Company & all3media international