このところ経営危機が囁かれているバルセロナ。来年には給与の予算を4分の1まで減らさなければならないと伝えられている。

今回はメディアで伝えられているバルセロナ選手の給与額から、最も高額な5名と定額な5名を紹介する。なお、ニコ・ゴンサレスやガビなど今季ユースから引き上げられた選手はデータがない。

給与が低い5名

オスカル・ミンゲサ

年俸:およそ1億2000万円

昨季はもはやかつてのようなバルセロナではなかった。財政破綻の危機が迫り、怪我人も多く、新しい選手たちがどんどんピッチに送り出されていった。

そしてロナルド・アラウホとオスカル・ミンゲサの二人は、昨季バルセロナの主力センターバックとして起用されるようになった選手だ。ただ彼はまだ契約を更新しておらず、1億2000万円の年俸となっている。

リキ・プーチ

年俸:およそ2億円

昨季はあまり出場機会を与えられていなかったものの、今季は流石に選手層が薄いために起用されているリキ・プーチ。ロナルト・クーマン監督は以前彼をほとんど使わなかったが、背に腹は代えられないということか。

22歳になった彼の給与はおよそ年2億円程度だと伝えられている。これを高すぎると見るか安すぎると見るか…。

セルジーニョ・デスト

年俸:およそ3億1700万円

ダニ・アウヴェスが退団してからなかなか固めることが出来なかった右サイドバックのポジション。ようやくアメリカ人選手のセルジーニョ・デストが獲得されて落ち着いた感がある。

まだ20歳と若いこともあってか、加入した際に約束された給与は年3億円を少し超えるほどだったようだ。

アンス・ファティ

年俸:およそ3億5000万円

「NEXTメッシ」の最有力候補であるラ・マシアの卒業生。昨季は怪我によって長期離脱となってしまい、かなりの間ピッチから離れていた。先日ようやく復帰し、レバンテ戦ではいきなりゴールも決めた。

彼の契約は2022年夏までとなっており、給与の額はおよそ3億5000万円ほどだという。バルセロナは彼との契約を更新するための交渉を行っているようだ。

ロナルド・アラウホ

年俸:およそ4億1000万円

昨季オスカル・ミンゲサとともに数多く起用されるようになったウルグアイ出身のセンターバック。契約は2023年夏までとなっており、バルセロナはそれを延長しようと交渉を行っているという。

現状の年俸についてはおよそ4億円程度になっているというが、どれだけそこから上積みされることになるだろうか。

給与が高い5名

ジェラール・ピケ、ウスマヌ・デンベレ、サミュエル・ウンティティ

年俸:およそ16億5000万円

およそ同じような額になっているとされるのがジェラール・ピケ、ウスマヌ・デンベレ、そしてサミュエル・ウンティティの3名だ。少しウンティティは低いという情報もあるが、それも2000万円ほどの差だそう。

奇しくも3名全員がこのところ怪我がちになっており、なかなかシーズンをフルで戦うことが出来ていないというのが寂しいところだ。

メンフィス・デパイ

年俸:およそ19億円

今夏ロナルト・クーマン監督の肝いりでリヨンから獲得されたデパイ。移籍金はまったくかからなかったが、やはりその分給与については高額になっているようだ。

とはいえここまで7試合で3ゴール1アシストという結果を考えれば、それなりに投資の効果としては出ていると言えるだろうか。

セルヒオ・アグエロ

年俸:およそ19億円

マンチェスター・シティ時代からはかなりの給与ダウンを呑んだというアグエロ。親友リオネル・メッシとともにプレーするためにバルセロナへやってきたというが、結局その目的を果たすことはできなかった。

彼自身も怪我のためにまだピッチに出ることができておらず、バルセロナでのキャリアはすでに危機に瀕しているという報道も…。

セルヒオ・ブスケツ

年俸:およそ20億3000万円

長くバルセロナの中盤を支えてきた重鎮セルヒオ・ブスケツは、クラブで2番めに高額な給与を受け取っている選手であるそうだ。

年齢はすでに33歳となっているが今も欠かすことができないバランサーである。もしブスケツが長期離脱になってしまったら…ファンは想像すらしたくないだろう。

フレンキー・デ・ヨング

年俸:およそ28億円

バルセロナで最も高額な給与を受け取っているのはオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨング。その額はおよそ28億円にまで達しているという。クラブが大盤振る舞いをしていた時期の最後の補強…だからだろうか。

【写真】今季のCL、「最も価値ある20歳以下のベスト11」

高いとはいえ彼もクラブの中盤には欠かせない存在となっており、現状もっとも安定した活躍を見込める選手である。