かつてベティスやレアル・マドリーといったクラブで活躍した元スペイン代表のルイス・デル・ソル・カスカハレス氏が20日、亡くなった。86歳だった。

16歳でベティスの下部組織に加入したデル・ソル氏は19歳でファーストチームに加わり、1954年10月にベティスでデビュー。1960年にマドリーへと移籍すると、アルフレッド・ディ・ステファノ氏や、フェレンツ・プスカシュ氏といった往年の名選手とともにプレーし、1961-1962シーズンにはクラブ史上初となる国内タイトル2冠を達成した。

その後、ユベントスへと移籍すると、ローマをを経て、1972年にはベティスへ帰還。1973年に現役を引退した。ベティスでは公式戦190試合に出場し45ゴールを記録していた。

また、スペイン代表としても1962年のチリ・ワールドカップや1966年のイングランド・ワールドカップにも出場。ユーロにも出場するなど16試合でプレーした。

ピッチ上を駆け回る驚異的なスタミナと強靭なフィジカルから「7つの肺を持つ男」の異名を取っていたデル・ソル氏。引退後は、監督などベティスで様々な役職を歴任し、クラブのトレーニング施設には「ルイス・デル・ソル」の名前が付けられるなど、真のレジェンドとして扱われている。

デル・ソル氏の死を受け、古巣のベティスは「レアル・ベティスは歴史の中で最も偉大なレジェンドであるルイス・デル・ソル氏の死を深く悲しんでいます」と追悼のメッセージを発表している。

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