職探し中の女性がオンラインで企業のエントリーシートを記入中、奇妙な質問に遭遇した。女性がSNSに投稿した「ゾウをもらったらどうするか?」という質問には、多数のユーザーが豊かな想像力を発揮し様々な回答が寄せられている。『The Poke』などが伝えた。

米ロサンゼルス在住のビータ・ゴルシャニさん(Beeta Golshani)は求職活動中で、様々な企業の応募ページからエントリーを行っていた。

個人情報の他にも、志望動機や過去の経験など会社によっていくつかの質問項目がある。しかしビータさんがある企業のエントリーシートをオンライン上で記入していると、奇妙な質問に遭遇した。

ビータさんはそのパソコン画面をTwitterに投稿し「これは間違いなく今までの質問の中で、最も変なものです」と記したが、その質問とは次のようなものだった。

「あなたは1頭のゾウをもらいました。誰かに譲ることも売ることもできません。あなたならどうしますか?」

すると投稿には今月10日の時点で21万件以上の「いいね」が寄せられ、ユーザーからの想像力豊かな回答が殺到した。

「仕事をくれなければ、私のゾウがあなたの車を踏み潰すって答えるかな」
「ゾウのお世話で手一杯になっちゃうから、正社員は厳しいね」
「自然に返してあげよう」
「ゾウに乗って通勤したい」
「イベント用にゾウを貸し出すビジネスを始めるのはどうだろう?」
「Instagramのアカウントを作って、ゾウとの生活を投稿するのがいいかも」
「質問自体が現実的ではないから、答えもそれに倣って『猫のサイズくらいにしてペットにする』っていうのもありだと思う」
「ゾウを無料にするというのは、厳密に言えば誰かに譲ることにはならないんじゃないか?」

様々な回答や憶測が集まる中、「単に君の考え方を知りたいだけだよ」「ビジネスに関連した答えがベストだね」と正論を述べる人も現れた。

なお英語には「部屋の中のゾウ(the elephant in the room)」という表現が存在する。これは“明らかな問題があるのに、触れてはいけないタブーの話題”を意味するものだ。

この表現にちなんで「『the elephant in the room』を実際に表現してみるっていうのも名案だと思うよ」「部屋の中にゾウを入れて、それについて話し合うべき」とユーモア溢れる回答も見受けられた。

画像は『95.7 The Hog 2021年5月6日付「A job application question has gone viral…」(Scott Graham on Unsplash)』『Beeta 2021年5月5日付Twitter「This is definitely the most bizarre question I have ever seen on a job application」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)