12月9日、このほど現役を引退した藤川球児氏が自身のYouTubeチャンネルに動画を投稿。これまでのプロ野球人生や、引退後の過ごし方について語りました。

 動画が撮影されたのは引退試合を翌日に控えた11月9日。プロ野球選手最後の夜に藤川氏はこれまでの選手生活を振り返りました。

 引退を意識しだしたのは2005年ごろだったそう。その年に80試合に登板して当時の日本記録を打ち立てた藤川氏。周囲から「投げすぎたから来年無理なんじゃないの」「つぶれる」などと言われ、「いつでも辞めてやる」「つぶれるくらいなら上等」という気持ちになったそうです。それからずっと「引退」を意識していたとのこと。「自分で辞める決断をしたかった」「できて本当に良かったと思ってます」としています。

 自身の子育てにも言及。野球をやっていた長男は、履正社のキャプテンを務めた関本賢太郎氏の息子と対戦したこともあったといいます。当時は藤川氏の息子のほうが上手かったとのことですが、アメリカに行ったことで野球から離れてしまったそう。藤川氏は「子どもの夢をある意味奪い取ってしまった」と語りました。

 引退後の生活については「手が届かない夢」「答えのない夢」「体力に関係のないこと」に挑戦したいと明かしました。球界復帰については「阪神タイガースからもし何かサポートしてくれっていう話があればその時考えようかな」と話しています。

<◆時間メモ>
※YouTubeページにジャンプします
・オープニング
・なぜ引退を決意したか
・いつごろから引退を意識したか
・記憶に残る試合
・家族への思い
・子育てについて
・引退後はどのように過ごしていきたい?
・今野球をやっている子どもたちへのメッセージ
・引退試合への意気込み