日本代表は10日、シュミット・ダニエルがオンライン記者会見に登場した。シュミットは今年のウインターブレイク明けに右足裏の腱を傷め、当初はすぐに完治するという予定だったが長引き、7月終わりにやっと復帰している。

そのためクラブでは正GKの座を明け渡しており、「次第にコンディションを上げようとしている状況」で、「半年の離脱は結構長かった」と苦しい時期を振り返った。

その中で日本代表合宿に合流し、川島永嗣、権田修一を見てどう感じたか。シュミットは日本のGKのレベルは低くないという。

「僕はベルギーリーグしか経験がないのですが、代表の永嗣さんやゴンちゃんのほうがベルギーリーグのGKより優れていると思います。あまり差というのは感じてないです」

だがチャンピオンズリーグで活躍するような選手との差はどう感じるのか。

「ここを止めてほしいという場面」で止められる部分だという。「重圧がすごい試合でもしっかりチームから頼られるようなセーブをちゃんと見せるのが差というか、こういうGKにならないとダメなんだ」と思っていると明かした。

半年間のケガの離脱があったということで、今回は出場しない可能性は高いだろう。だがそういうコンディションでも呼ばれたというのは、森保一監督の期待の表れともいうことも出来るはずだ。

【取材・文:森雅史/日本蹴球合同会社】