モバイルバッテリーは、いまやスマートフォンユーザーにとって必須アイテムです。
日常生活での利用だけでなく、災害などの非常時でも役立つことから、モバイルバッテリーの必要性は以前以上に高まっています。
特に日本は災害が多い国ですが、夏はゲリラ豪雨や台風などの災害が発生しやすく、災害が発生すれば避難するような事態も想定されます。

最近では災害時でもスマートフォンの通信が途切れない強化もされていますが、肝心のスマートフォン本体のバッテリーが切れてしまっては連絡をとることもできません。
その意味でも、バッテリーを維持できるモバイルバッテリーは防災での必携のアイテムといってもいいでしょう。

ただ、モバイルバッテリーの容量にも限界があります。
避難所や周辺にコンセントがなければ、モバイルバッテリーも利用すればバッテリーは切れてしまいます。

そんな状況でも役立つのが太陽の光を電力に変換できるソーラーパネルです。
ソーラーパネルを内蔵したモバイルバッテリー「cheero Solar Power Bank 10000mAh」がリリースされました。
ティ・アール・エイ株式会社より提供いただいたサンプル品を紹介します。


cheero Solar Power Bank 10000mAh


「cheero Solar Power Bank 10000mAh」は、モバイルバッテリーの前面にソーラーパネルを搭載しており、太陽光による充電が可能です。


ソーラーパネルで充電の様子


モバイルバッテリー本体は小型ですのでソーラーパネルの面積も小さく、10000mAhの容量をフル充電するのに約50時間かかります(なお、microUSBポートから充電では約6時間でフル充電可能)。

とはいえ、フル充電に時間がかかっても非常時に10000mAhというバッテリーを確保できれば、スマートフォンを数回充電できますし、ソーラー充電でモバイルバッテリー本体の補充をしながら使えるので非常時には役立ちます。
さらに背面には大型のLEDを搭載していますので、停電時などにも役立ちます。


背面に大型LED搭載


このような仕様は非常時だけでなく、アウトドアの利用でも活用できます。防水防塵で、本体にカラビナが付いています。リュックなどに付けっぱなしで、充電しながら移動するような使い方もできるのは便利です。


本体上部のカラビナ


モバイルバッテリーとしての性能も十分で、USB-A出力ポートを2個搭載しており、合計5V/2.4Aの充電が可能です。2ポート同時に充電で利用ができます。


Galaxy S10とiPhone 8を同時充電例


「cheero Solar Power Bank 10000mAh」は、従来のモバイルバッテリーとは違った活用方法ができるユニークな製品です。家庭の防災グッズにもお勧めです。


執筆 伊藤浩一