K-1 WORLD MAX 2006〜世界一決定トーナメント開幕戦/3分3R延長1R、魔裟斗(日本/シルバーウルフ) vs レミギウス・モリカビュチス(リトアニア/リングス・リトアニア)。魔裟斗は気合い十分、両手を高く突き上げての入場。リングサイドには魔裟斗と親しい細木数子の姿もみえた。

1R、魔裟斗はミドル、ローキックで先制。しかし、レミギウスがすぐさま反撃。左のストレートから左のハイキックを放つと、これが魔裟斗の顔面をかすめる。続けざま、相手の膝蹴りを間一髪かわした魔裟斗が距離を取ると、追いかけたレミギウスが左ハイキック。ここは魔裟斗がかわして左右のフックを叩き込むが、レミギウスも飛び膝蹴りで応戦。序盤から凄まじいスピードで闘う両者に場内もヒートアップ。1R中盤から、膝蹴りを多用するレミギウスに魔裟斗は的確なキックからのパンチで応戦。レミギウスの顔面にパンチを当て、その勢いをいなし始める。

2R、レミギウスはパンチからのローキックを放ち、左ジャブを魔裟斗の顔面に当てると、コーナーへ詰め、ジャブ、アッパー、左ミドルを叩き込む。魔裟斗も左フック、ローキック、ロープ際へ詰めての連打と手数で勝負。1分20秒を経過したところでは左のパンチを中心としたコンビネーションを披露するも、レミギウスが右ローキックで魔裟斗のバランスを崩す。1分50秒時、場内の“魔裟斗コール”と共に魔裟斗は右の前蹴りを放つと、この一撃でレミギウスの動きが止まる。これを逃さず、魔裟斗がパンチを連打するとタオルが投入され、レフェリーが試合をストップ。魔裟斗が強豪レミギウスを相手に見事なTKO勝利。
 試合後はリング上でマイクを持つと
「今年こそはって何年もいい続けているけど、3度目の正直。頑張ります」と決勝トーナメントへ向け必勝を誓った。

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