英国立サイバーセキュリティーセンター(NCSC: National Cyber Security Centre) は2019年10月23日(英国時間)、「The NCSC Annual Review 2019 - NCSC」において、2018年9月1日から2018年9月1日から2019年8月31日までを対象としたセキュリティの動向関する報告書を公開したと伝えた。

この報告書は英国立サイバーセキュリティーセンターから提出されるものとしては3回目となるが、英国内のサイバーセキュリティに関する情報がわかりやすくまとまっており参考になる。報告書は次のページで閲覧できる。

The NCSC Annual Review 2019

報告書では、対象期間に英国内でハックされたパスワードなどのデータも掲載されている。全体的には、よく使われているパスワードと同じ結果が出ているが、人名、プレミアリーグ名、ミュージシャン名、キャラクター名といったカテゴリーごとの順位が掲載されている点が興味深い。

キャラクタ名をパスワードに使ったデータでは1位がpokemon(ポケモン)、2位がnaruto(NARUTO -ナルト-)となっている点に注意されたい。こうしたデータはすぐにサイバー攻撃用の辞書データに組み込まれ利用されることが多い。該当するパスワードを使っている場合にはすぐにパスワードを変更することが望まれる。