中国メディア・東方網は24日、「日本の子どもたちによる床のぞうきんがけ、これは文化なのか懲罰なのか」とする記事を掲載した。

 記事は、日本のドラマなどではしばしば日本人が跪いて床を拭き掃除するシーンを見かけると紹介。特に小学生が学校で教室の床をぞうきんがけする様子が印象的だが「これは果たして文化なのか、懲罰なのか」と疑問を提起した。

 そのうえで「実はこれは日本の文化なのである」とし、普段から床の上に座る文化を持つ日本人にとっては跪いて床掃除をすることに抵抗がないうえ、よりきれいに、より速く掃除ができると考えているのだと説明。また、ぞうきんがけは手足の能力を鍛えるうえでも有効であるとされているため、子どもの教育現場でも採用されているのだと伝えた。

 また、日本では幼稚園に入ると自分で掃除をすることを少しずつ求められるようになると紹介。そして、小学生になると各自がぞうきんを準備して机や床を毎日当番制で拭き掃除するようになるのだとしている。

 記事は、今やハイテクな掃除の設備が充実している世の中にありながら、日本人はなおも自ら跪いて床を拭き掃除する習慣を残しているとした。そして「彼らにとって、ぞうきんがけは精神修行の1つでもあるのだ。われわれが見るとこのような掃除の仕方は懲罰のように思えるが、これは確かに日本独自の教育文化なのである」と評した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)