『仮面ライダービルド』の最終章となる、猿渡一海/仮面ライダーグリス演じる、武田航平主演のVシネクスト『ビルド NEW WORLD 仮面ライダーグリス』が2019年9月6日(金)より期間限定上映スタートした。そこで、9月7日(土)新宿バルト9にて公開記念舞台挨拶が行われ、主演の武田航平さんはじめ、石動美空役の高田夏帆さん、赤羽役の栄信さん、青羽役の芹澤興人さん、黄羽役の吉村卓也さん、滝川紗羽役の滝裕可里さん、氷室玄徳/仮面ライダークローズ役の水上剣星さん、万丈龍我/仮面ライダークローズ役の赤楚衛二さん、本作のメガホンをとった中澤祥次郎監督が登壇し、お笑い芸人のオジンオズボーン・篠宮暁さんが司会を務め、舞台挨拶が行われた。
今回、『ドルヲタ、推しと付き合うってよ!』のちょっとコメディ要素のある作品から始まり、『仮面ライダーグリス』がスタートする本作では、やはり、カシラこと猿渡一海と三羽ガラスたちとの関係と、ヒロイン・美空とカズミンとの関係が大きな見所となっている。
劇中に登場するパーフェクトキングダムの変身シーンについて篠宮さんが武田さんに尋ねたところ、「僕の人生の中でも最後の変身だなと思ったんで、いろんな今までの思いと、作品は違うんですけれども平成仮面ライダーの『(仮面ライダー)キバ』からやってきたライダー役、最後ということで、気持ちを込めてやらせていただきました」と話し、続けて、「もちろんドッグタグを握るところも、自分でこうしたいなと思ってやらせていただいたんですけど、あの日はちょうど、謎に栄信も見に来てて…」と話していると、栄信さんが「いやいや、来いって言われたんで。午前中に撮影が終わってて『暇だろ? 来いよ』って言われて。『見といてくれよ』って言うから(笑)」とバラすと会場内が大爆笑に!
武田さんも「そうっすね(笑)来てもらって、見てもらってたほうがちょっと心強いなと思って(照笑)」と言うと、「付き合ってるんですか?」とすかさず突っ込む芹澤さん。
また今回の『ドルヲタ、推しと付き合うってよ!』の流れから、篠宮さんが「高田さんから見てカズミのような男性は恋愛対象としてアリでしょうかナシでしょうか?」と高田さんに尋ねると、「……いや、でも、アリアリのナシ!」と答え、すかさず武田さんが「ナシって(笑)!」と突っ込むと、高田さんが「いや、アリアリだから!」と慌ててフォローするも、「アリアリだからって言われても全然うれしくないッ!」と言う武田さんに、高田さんが実は惜しいと話し出しその理由として「カズミは一途で誠実な男性だと思うんです。ただ一方で、サプライズとかしてもらうってなったときに、色とりどりの仲間たち(三羽ガラスのこと!)に相談するのかなと思っちゃったら、ちょっと一人で決められないのかなと。そこが……(考えて)まぁ、オマケのアリで」と言うと、「オマケのアリって何!? お情けで言われたくないわ(笑)」と武田さんの突っ込みがバシッと入り会場を沸かせた。
またTVシリーズでも今回も出てきた名セリフ、「オレたちがいないと、何も出来ないんだから」の使い分けについて訊かれた芹澤さん。「意味合いが微妙に違うので、ちょっと男の格好良さみたいなのを出したいなと思ってやりました」と、ちょっと今までの流れと違い真面目に応えたことに関して不安になる場面も。
また吉村さんは「相変わらず、嘘が下手だなぁ、カシラは」という名セリフについて訊かれたると、「僕ら三人、退場するときの象徴的なセリフとかを映画で言わせてもらったんですけど、(今回はまた)シチュエーションが違ったので、三人とも言い方とかは気をつけたり工夫したりしましたね」と真面目に答えていると、篠宮さんが「栄信さんも、ベッドシーンとかすごかったっすよね?」とざっくり訊き演者もお客さんも大爆笑に!
栄信さんが「(笑)ベッドシーンのベッドのサイズがちょっと小っちゃくてですね、僕だけ入らなくて、足の先っちょだけ出てたんですよ。そうしたら監督が、(中澤監督の真似をしながら)『栄信く〜ん、くるぶしから下だけでお芝居しよっか〜』って。初めての経験をさせていただきました」と撮影中のエピソードを披露し会場から笑いと拍手が起きた。
また篠宮さんが「滝さん、ご結婚おめでとうございます!」と言うと会場から拍手が起き、撮影中すでに結婚することが決まってたのかどうか尋ねられると、滝さんが「撮影の時は、まさか、あのタイミングで結婚するって私も思ってなかったんですよ」と答えつつ、「なんかトゥルルルルゥ〜ってなりました!(照笑)」と言った滝さんに思わず場内がハッピーな空気に包まれる一幕も。
ビルドチームの絆について訊かれると、赤楚さんが「今日とかも久しぶりなワケじゃないですか。でも久しぶりな気がしないっていうのはこれ絆だと思うんですよ」と答えると、続けて中澤監督も「みんなすっごい仲良いんで、僕、久しぶりに撮ることになったときにこの中入っていけんのかなって、不安をちょっと感じていたんですけど、いざ始まってみると皆さんの絆で非常に温かく迎えて下さって。武田くんが素晴らしい気遣いをしてくれて」と話すと、武田さんも「カズミの登場回を撮って下さったのが監督だったんで、中澤さんで始まって中澤さんで締めれたっていうのはすごく良かったですし、そういうところで縁とか絆を感じました」と話し、中澤監督も「みんなの絆が出た、良い作品になったのではと思います」と話してくれた。
最後は武田さんから、
「まずは本当に、ありがとうございますという気持ちでいっぱいです。この映画は、最初、栄信と二人でやりたいと思い、プロデューサーに直談判したところから始まりました。そしてまさかこんな形になるとは、今でも夢のような気持ちです。まだまだ終わりたくないなという気持ちがありながらも、やはり、この映画で平成ライダーが終わるんだなという気持ち、寂しい気持ちですが、やりきった気持ちがあります。
ただですね、これを最後完成させるには皆さんに観ていただいて、語り継いでもらうことが必要なので、公開しましたけども、最後までよろしくお願いします。本当に感謝しかありません。平成仮面ライダーの、たぶん、最後の映画になるんですかね、これが。僕らしいなと思いつつ、うん、寂しい気持ちと感謝の気持ちを持って、今日一日、地方まで回って皆さんとの縁を繋いでいきたいと思います。本当に本当に、ありがとうございました!」と感謝の言葉で締めくくられ、とても仲の良いビルドチームの絆を感じられる楽しい時間だった。
エンドロールまで見逃せない、Vシネクスト『ビルド NEW WORLD 仮面ライダーグリス』は、2019年9月6日(金)からの期間限定上映で、その後、11月27日にBlu-ray&DVDが発売される。
■Vシネクスト『ビルド NEW WORLD 仮面ライダーグリス』 作品概要
★キャスト
武田航平
高田夏帆 栄信 芹澤興人 吉村卓也
越智友己 木山廉彬 高尾勇次 小久保丈二 山田明郷
マイケル富岡 趙民和
滝裕可里 水上剣星 赤楚衛二 犬飼貴丈
★スタッフ
原作:石ノ森章太郎
脚本:武藤将吾
音楽:川井憲次
監督:中澤祥次郎
※石ノ森章太郎の「ノ」は1/4角下揃えが正式表記になります。
※趙民和の「民」は王に民が正式表記になります。
公式サイト https://kamenrider-grease.jp/
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