7月17日の世界絵文字デーにあわせ、Appleが今秋追加予定の新しい絵文字を公開しました。iOS 13やiPad OS、macOS Catalinaなどに採用されます。

これらの絵文字は、3月5日に正式発表となったUnicode 12.0に準拠したもの。ちなみに5月7日には、日本の新元号が追加されたUnicode 12.1も発表されています。

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新絵文字では、ナマケモノやフラミンゴ、オラウータンなどの動物や、タマネギやワッフル、バターなどの食べ物、あくびを表すスマイリーや、ワンピースの水着などが追加。カップルが手をつなぐ絵文字も更新され、性別や肌の色など75以上の組み合わせが可能となります。

また、Appleは2018年3月にUnicodeコンソーシアムに障害者をテーマにした絵文字の採用を提案しており、これらもUnicodeに正式採用されています。今秋には、盲導犬や義手・義足、車いす、補聴器などの絵文字も使えるようになります。

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なお、同様の絵文字は、GoogleもAndroid Qのベータ版で対応しており、Apple端末でしか利用できないという状況にはなりません。

Unicode 12.0では多様な肌色に対応しましたが、Unicodeコンソーシアムは他の絵文字についても、色のバリエーションを増やすことを検討しています。やみくもに絵文字を増やすのではなく、絵文字の色を変更可能にする仕組みを考えているとのこと。この仕様はUnicode 13.0で採用される可能性がありますが、詳細は7月の会議で議論される予定です。
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