既報通りフォルトゥナ・デュッセルドルフは、ベルギー1部 ワースラント=ベフェレンから、オポク・アンポマーを獲得したことを発表した。23才のウィンガーは2022年までの契約にサイン。木曜午後から早速チームに合流することが見込まれてはいるものの、この日の夕方に行われるテストマッチに出場するかはまだ未定。

 デュッセルドルフでは昨季にオフェンスを支えた2人のベルギー人選手、ドディ・ルケバキオとベニート・ラマンがチームを後にしており、すでにシャルケからベルナルド・テクペテイを獲得、さらに先日にはシュトゥットガルトからエリック・トミーを迎え入れており、アンポマーにもその穴埋めが期待されているところだ。

 昨季にアンポマーはベルギー1部30試合に出場、8得点7アシストをマークしており、マネージャーを務めるプファンネンシュティール氏は「アンポマーは両足を巧みに操る、スピードのある選手であり、トリックプレーも豊富なウィングだよ」と評価。「昨季にベルギーで披露していた活躍を、ここブンデスでも見せてくれるものと確信している」と期待感を示した。

 一方のアンポマーは「素晴らしいスタジアム」をもつデュッセルドルフに感銘を受けており、「このクラブでプレーできることをとてもうれしく思うよ。チームの目標達成のために全力を尽くしたい」と意気込みをみせている。


 ただしデュッセルドルフはさらなるオフェンスの強化も目指しているところであり、フリードヘルム・フンケル監督はkickerとのインタビューの中で、「まだウィングを探している」と明かし、GKやCBを含め「あと4・5人の補強は必要」との見方を示した。

 なお名前こそ明かさなかったが、獲得を目指した選手が最終的に、昇格組ウニオン・ベルリンに移籍しており、「ただ驚いたよ、ウニオンがもっているものにね。彼らは財務的にとてもうまく作り上げられている」と述べている。