結婚・妊娠を公表した大友愛が所属するVリーグのNEC・レッドロケッツが15日、埼玉・川越運動公園総合体育館で、首位のパイオニア・レッドウィングスとの試合に臨み、セットカウント2−3で敗れた。会場に大友の姿は見られなかった。NECは、主力選手の突然の離脱にもかかわらず、動揺を見せず、栗原恵を擁する強豪パイオニアに対しフルセットまでもつれ込む接戦を演じた。
NECキャプテンの仁木希は、大友の結婚・妊娠の発表があったばかりだが、「(チーム内に)動揺はありません」とキッパリ。吉川監督も「選手には、いま出来ることをやろうと言っている。大友の穴は若手で補っていく」と前向きだ。その姿勢は試合内容に表れていた。
1、2セットは、パイオニアが連取。栗原恵のジャンプサーブ、佐々木みきのスパイクが冴えた。だがその後、NECが息を吹き返す。センター杉山祥子のブロックが決まりだし、3、4セットを取り返して見せた。杉山は「相手が見えるようになって、自分のプレーが出来るようになってきた」と振り返る。「でも、最初から力を出せるように、チームの雰囲気をもっと上げて試合に臨まなければ」と課題も口にした。最終セットは、ローテーションを変更し、フールマンを中心に攻撃したパイオニアが制した。
<Vリーグ・女子の結果>(1月15日)
パイオニア 3−2 NEC
(25−16、25−16、24−26、24−26、15−10)
東レ 3−1 武富士
(25−16、25−17、24−26、25−21)
シーガルズ 3−0 日立佐和
(25−19、25−22、25−12)
デンソー 3−0 茂原
(25−13、25−20、25−15)
JT 3−1 久光製薬
(16−25、25−19、25−18、25−18)
・大友愛、できちゃった結婚 −livedoor スポーツ