63分で準々決勝進出、コート上でのインタビューで意外な発言が…

 テニスのBNPパリバ・オープンは13日(日本時間14日)、男子シングルス4回戦で世界ランク4位のロジャー・フェデラー(スイス)が同23位のカイル・エドマンド(英国)を6-1、6-4で下し、準々決勝進出を決めた。すでにレジェンドとしての地位を築いているフェデラーだが、試合後のオンコートインタビューでの発言が話題を呼んでいる。自身にニックネームがないことを“自虐”すると、テニスファンは新たな愛称探しに大いに盛り上がっている。

 エドマンドをわずか63分で一蹴したフェデラー。盤石の強さで歴代最多となる6度目の優勝へ一歩前進した。

 話題を呼んでいるのは試合直後のオンコートインタビューだ。フェデラーは「ロッド・レーバーがこの会場にいることが本当にうれしいよ。ここまで観戦に来てくれてありがとう。全選手を代表して一言言わせてもらいます。こうやってレジェンドたちが現役選手の試合を見に来てくれるのは本当に喜ばしい。何事にも代え難いことです」」と切り出し観戦していた豪州のレジェンドへの敬意を示した後、さらにこう続けたのだ。

「彼とピートは僕よりもいいニックネームがある。それは羨ましいことだ。ロケットやピストルのようにね。僕にはそれがない、だからまだ一生懸命働かないとね」

ファンからは新ニックネーム案が続々

 笑顔でコメントすると、会場からは大きな喝采が起きていた。2度の年間グランドスラム(GS)を達成するなどGS通算11勝のロッド・レーバーには“ロケット”、GS通算14勝のピート・サンプラスには“ピストル”というニックネームがあるが、自身にはこれといったものがないと感じているようだ。

 史上2人目のツアー通算100勝、GS勝利数は歴代1位の20勝――。もはや誰もが認めるレジェンドだが、このシーンをATP公式中継サイト「テニスTV」が公式ツイッターで動画で公開。「フェデラーは新しいニックネームを欲している。何か案はある?」とファンに投げかけると、反響はすさまじく、続々と新ニックネーム案が書き込まれている。

「マエストロ」
「Mr.テニス」
「魔法使い」
「FedEx」
「紳士」
「ザ・マスター」
「天才」
「史上最高」

「すでにテニス界のキングだ」というコメントも少なくなかったが、今後フェデラーに新たなニックネームがつくことはあるのだろうか。(THE ANSWER編集部)