創業昭和48年。

浅草時代のビートたけしも通ったという老舗喫茶店

「ロッジ赤石」

長野出身の創業者の実家から見える赤石岳が店名の由来です。

営業はなんと朝の9時から翌朝4時までの通し。

近隣住民の朝食から深夜タクシー運転手の夜食まで、まるでロッジのようなオアシスなのです。

店内には古時計がズラリ。

ひとつだけちゃんと動いています。

調理担当のマスターと、3人のおばさま方が分業フォーメーション。

途切れない客を捌いていきます。

喫茶店といいつつ、驚くほど豊富な食事メニュー。

特に有名なのはナポリタンと海老サンドですが、洋食を中心に幅広く選べます。ご主人はホテルで洋食を修業した方だそう。

★カツカレー \1150

洋食が美味いとなれば、気になるのはやはりカツ。

奇をてらわぬ正統派の盛り付けですね。

洋食というよりも、ほっと安心するおうちカレーの味わい。

仕事終わりの真夜中なんか特に嬉しいだろうなぁ。

カツはしっかりした流石の仕上がり。薄くカリッとした衣に、噛み応えのあるロース。

最近流行りの柔らかい肉も良いけれど、こういうカツはなくなって欲しくないですよね。

★カツ重 \1050

カツものといえばこちらも。

自分史上ナンバーワンのかつ丼に、これを推す人がいるほどの人気メニューです。

出汁を効かせた卵で先ほどのロースカツをとじる。

美味いに決まってます。

セットの浅漬けも見逃せませんよ。

★ブレンドコーヒー \500

そして、やはり喫茶店といえばこちら。

サイフォンで淹れていただくコーヒーは、程良い香りと酸味。

食事もコーヒーも、まさに安定のクオリティ。

朝から夜中過ぎまで空いているこのお店は、浅草の人々の静かな心の支えになっているに違いありません。

珈琲ロッジ赤石
東京都 台東区 浅草
洋食

ライター紹介

カレー細胞(H.Matsu)
3000軒のカレー屋を食べ歩いた通称「カレー細胞」。生まれついてのスパイスレーダーでカレーはもちろんのこと、食のトレンドウォッチャーとしても分析力・発信力は折り紙付き。 カレー専門のブログ「カレー細胞-TheCurryCell-」を運営。 ブログ Rettyアカウント