インフルエンザが全国的に流行する中、厚生省が推奨する咳やくしゃみをする際のエチケットが注目を集めている。

くしゃみや咳をする際、マスクを着用していなかったりティッシュやハンカチが間に合わなければ、とっさに手で口や鼻を覆うことがある。しかし、厚生労働省によるとこの対処法は間違い。覆った手にウイルスが付着し、その手でドアノブなど周囲を触ることで他の人に病気を移してしまう可能性がある。このため、手ではなく上着の袖など肘の内側で覆うことを推奨している。また、特に電車内や職場、学校など人が集まるところで行うことが重要だとしている。

アメリカ在住の癌研究者・大須賀覚氏は、くしゃみを手で覆うのは日本人に多くみられるとして、Twitterで注意喚起。「くしゃみは肘の内側にするのが国際的にやられている正しい方法」だとして、教育関係者に「小さいうちからこの習慣を身につけるように、子供に教えてあげてもらいたい」と提言している。