鮮烈な逆転劇に大会公式、WTAは修正力を高評価「やり遂げた!」「輝かしい逆転」

 テニスの4大大会・全豪オープンは19日、女子シングルス3回戦で世界ランク4位の大坂なおみ(日清食品)が同27位の謝淑薇(台湾)に5-7、6-4、6-1で逆転勝ち。2年連続の16強進出を決めた。見事な逆転劇に対して、海外から「なんという立て直し!」「危険な謝淑薇を打ち負かした」と称賛の声が上がっている。

 苦しみながら、大坂が16強進出を決めた。驚異的な粘りと意表を突くショットを繰り出す“くせ者”に対し、ミスを連発した全米オープン女王。第1セットを落として第2セットもブレークを先に許す展開となった。昨年までなら完全に負けパターンだが、今年の大坂はひと味違う。中盤からしっかり修正して流れを取り戻し、第2セットを奪い返すと第3セットは圧倒した。

 V候補の一角の鮮烈な逆転劇に、大会公式ツイッターは「やり遂げた! 大坂なおみが脅威を乗り越え、謝を5-7、6-4、6-1で破り第2週に駒を進めた」と速報し、WTA公式ツイッターは「なんという立て直し! 大坂なおみが16強に進んだ! 謝を5-7、6-4、6-1で逆転」と称えた。

 英テニス専門メディア「LiveTennis」は「5-7、1-4の劣勢から、大坂なおみは輝かしい逆転を演出し、かねてから危険な謝淑薇を5-7、6-4、6-1で打ち負かして2年連続全豪16強入りを決めた」とツイート。試合中に己の力でリズムを取り戻した戦いぶりが高く評価されていた。

 試合後はファンにプレゼントしようと思って投げたタオルが客席に届かず、落下するという“フォルト”を犯して大会公式ツイッターも動画付きで紹介していたが、これはご愛敬。進化を感じさせる戦いぶりで大坂が2年連続の16強に名を連ねた。(THE ANSWER編集部)