米メディアが女子シングルをプレビュー、金候補に紀平を指名
フィギュアスケート、グランプリ(GP)シリーズ第4戦のNHK杯が9日、広島グリーンアリーナで開幕する。女子では日本勢ではGPシリーズ第1戦のスケートアメリカで優勝した宮原知子(関大)、16歳の紀平梨花(関大KFSC)、三原舞依(シスメックス)の3人が出場。海外勢ではGPシリーズ第2戦のスケートカナダを制したエリザベータ・トゥクタミシェワ(ロシア)が参戦する。大激戦が予想されるが、日本勢が地の利を生かせるか、注目の広島決戦を米メディアが特集。本命には16歳の紀平が抜擢されている。
GP覇者同士がぶつかるハイレベルな一戦。GPファイナルの出場権をめぐって熾烈な争いが展開されそうだ。米国ジャッキー・ウォン記者のブログメディア「ロッカースケーティング」では「GPファイナル争いに注目」と題し、プレビューを掲載している。
「何ということだ。2018年NHK杯はクレイジー。2人のスケーターが今季GPシリーズを制している」とハイレベルな出場メンバーへの驚きをつづっているが、その中でも本命視しているのは日本の将来を担う16歳だった。
「金:リカ・キヒラ 先週優勝を飾った新風が連続でこの大会にも出場する。トゥクタミシュワとキヒラは3回転アクセルをともに持っている。しかし、重要なのは彼女は今季はより安定感があるということだ」
紀平は前週の西日本選手権でトリプルアクセルを2度決めるなどして優勝。勢いに乗って自身初のGPシリーズに参戦する。記事では「キヒラは私の今大会におけるサプライズだ」と期待を込めて本命に指名したようだ。
紀平に続くのは宮原とトゥクタミシェワ
続く存在にはスケートアメリカで優勝した宮原を挙げている。
「銀:サトコ・ミヤハラ ミヤハラは以前には見せなかった2つのプログラムを披露。どのジャンプも新鮮で美しいものだ。おそらく、彼女は良い状態で今週に臨んでくる。しかし、ミヤハラはキヒラとトゥクタミシュワのテクニックの前にどう対抗するだろう?」
そして3番手にはスケートカナダで華麗な復活を遂げたトゥクタミシェワだ。
「銅:エリザベータ・トゥクタミシェワ もしかしたらトゥクタミシェワは今週、日本勢の躍進を止めることができるかもしれない。彼女は再び自信を取り戻し、ここに挑んでくるだろう」
記事では自信を取り戻したかつての天才少女が日本勢の前に立ちはだかり、GPファイナル出場を決定づけるかに注目していた。
日本の新星・紀平か、牽引してきた宮原か、復活したロシアの星か、それとも――。今週も見逃せない争いが展開されそうだ。(THE ANSWER編集部)
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