女芸人のパイオニア・山田邦子さんは東京都杉並区出身にも関わらず、宇都宮餃子会から宇都宮餃子会永世伝道師に選ばれており、なんと死ぬまで宇都宮市内の餃子店で無料でいくらでも餃子を食べることができるのだという。(そのかわり宇都宮餃子をPRする義務がある)
一体なぜ宇都宮出身ではない山田さんが永世伝道師に選ばれたのだろうか?

山田さんの番組で宇都宮は餃子の町として知られるように!!
戦後、満州から引き揚げた部隊により宇都宮には美味しい餃子屋さんがたくさん生まれた。しかし、宇都宮に餃子が美味しい店が多いということが全国的には知られていなかった。

宇都宮が餃子の町として知られるようになったのは1993年のこと。
TV東京系「おまかせ山田商会」で「宇都宮餃子大作戦」と題し、1993年10月から1994年2月までに町おこし企画を計7回放送。宇都宮を餃子の町としてPRする様々な企画が放送された。この番組のMCが何を隠そう山田邦子さんだったのだ!この番組の放送を契機として、宇都宮といえば餃子の町という認識が全国に広がっていくことになる。

宇都宮ではこの恩は忘れられることがなく、2005年に宇都宮餃子を全国的に知らしめたとして山田邦子さんは宇都宮餃子会から“宇都宮餃子会永世伝道師”に任命されるに至ったのだ。

【参考】2013年4月24日「日刊スポーツ」