まだまだ暑い今年の夏。夏休みでも暑さを気にしてどこにも出かけなかった……という人も多いはず。

【写真を見る】同園人気No.1のコースター「バンデッド」に放水する「スプラッシュバンデッド」/画像提供:よみうりランド

そんな中、東京稲城市の遊園地「よみうりランド」は“暑いと得をする”企画を打ち出した。予想気温が33℃以上で15時からの入園料が無料になる「残暑割引キャンペーン」だ。

8月20日(月)から31日(金)まで行われるこの企画は、前日の17時に気象庁が発表した東京(千代田区)の予想最高気温が33℃以上の場合、翌日15時以降の遊園地の入園料通常600円が無料になるというもの。また、15時以降の遊園地入園とのりもの乗り放題(一部制限あり)の「夕方パス」も、大人は2400円から2100円、子どもは1600円から1400円に割引となる。同キャンペーンが実施に至った経緯を、よみうりランドの広報担当者に話を聞いた。

今年の記録的な猛暑の影響から、遊園地の来場者が例年に比べると少なくなっていたというよみうりランド。アトラクションの待ち列にテントを設置し日陰を作ったり、園内にミストシャワーを設置し涼しい場所を作るなどして暑さ対策に取り組んでいるが、ゴンドラ内の気温上昇に伴い、観覧車が運休したケースなどもあったという。

そこで、涼しくなる夕方以降により多くの人に楽しんでもらえるように発案されたのが今回のキャンペーン。8月31日まで平日・休日ともに遊園地は20時まで営業していることもあり、15時以降の来場でも遊べる時間は十分に確保されている。夏休み終盤に向けてさらにラストスパートをかける狙いだ。

同園では、ずぶぬれイベント「ビッジョバ!!」や、同園人気No.1のコースター「バンデッド」に放水する「スプラッシュバンデッド」など、水を使ったアトラクションが多数稼動している。また、お化け屋敷「ひゅ〜どろ」では期間限定の「迷音鈴(めおとすず)」が楽しめ、8月20日から31日(金)までは特別イベントとして台数限定の「ホラー観覧車」も実施。屋外・屋内問わず夏ならではのコンテンツが楽しめる。また屋内の「グッジョバ!!」エリアは冷暖房完備のため、屋外で暑さを感じた時も快適に過ごすことが可能だ。

割引は、翌日の予想最高気温が33℃以上の日の18時頃から翌日午前7時までの時間、よみうりランド公式サイトに掲出される「残暑割引クーポン」をプリントアウトするか、携帯電話などのスクリーンショットをチケット購入時に提示することで適用される。8月の終わりに、遊園地で夏の思い出を残すにはうってつけと言えるだろう。(東京ウォーカー(全国版)・国分洋平)