[6.19 ロシアW杯A組 ロシア(日本時間19日27:00)エジプト サンクトペテルブルク]

 19日27時(日本時間)にキックオフを迎えるロシア代表対エジプト代表をもって、グループリーグは“2週目”に突入する。

 現時点でのA組順位は、1位ロシア(勝ち点3)、2位ウルグアイ(勝ち点3)、3位エジプト(勝ち点0)、4位サウジアラビア(勝ち点0)。開幕節で明暗別れた両者が激突する。

 サウジアラビアにゴールラッシュで祭典の開幕に華を添えたロシア。相手に恵まれたことは否めないが、それを考慮したうえでも“史上最弱のホスト国”と揶揄されるロシアにとって、これ以上ない最高の滑り出しに。開催国の大勝は、大会全体の盛り上がりに一役買っている。

 ロシアは前半のうちにMFアラン・ジャゴエフが負傷退場になるというアクシデントにもみまわれたが、代わりに入ったMFデニス・チェリシェフが2ゴールの活躍を見せて、見事に穴をうめた。人数をかけて縦に速く仕掛ける攻撃は、サウジアラビアを圧倒。この試合でもホームの大歓声を受けて勝ち点3を獲得し、グループリーグ突破へ大きな一歩をつかみたいところだ。

 一方のエジプトは、ロシア戦に敗れると明日のウルグアイ対サウジアラビアの結果次第では、最終節を待たずにグループリーグ敗退が決定する。この危機の救世主として期待されるのが、15日に26歳を迎えたばかりのFWモハメド・サラーだ。先月開催されたレアル・マドリーとのUEFAチャンピオンズリーグ決勝で左肩を負傷し、ウルグアイとの開幕節はベンチで敗戦を見守った。“背水の陣”となったロシア戦では、出場が濃厚。大会指折りの点取り屋が、W杯デビューを飾る。

 ウルグアイに0-1で惜敗したものの、GKモハメド・アル・シャナウィの活躍はエジプトの光明と言えるだろう。W杯最年長出場記録がかかるGKエサム・エル・ハダリを差し置いてゴールマウスに入ると、スアレス&カバーニという強力2トップを擁するウルグアイを89分間シャットアウト。終了1分前にセットプレーから決勝点を許したが、獅子奮迅の活躍を見せ、FIFAが選出するマン・オブ・ザ・マッチに。代表デビューからわずか3か月、新守護神は再び大舞台で輝けるか。

■FIFAランキング

ロシア 70位

エジプト 45位

■対戦成績

対戦なし

■テレビ中継

日本テレビ系

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