▽バルセロナに所属するスペイン代表MFアンドレス・イニエスタが、心境を明かした。スペイン『マルカ』が伝えている。

▽開幕から無敗を続けるバルセロナは、29日に行われたリーガエスパニョーラ第35節でデポルティボのホームに乗り込み、4-2で勝利した。今シーズン限りでの退団を発表しているイニエスタは、88分に途中出場。ピッチに入る際には、降格が決定的となっていたデポルティボのサポーターからも大きな拍手が送られ、バルセロナの2シーズンぶりとなる25度目のリーグ優勝、そしてコパ・デル・レイを含む2冠を達成の瞬間をピッチで過ごした。

▽イニエスタは試合後、ピッチに入る際のデポルティボサポーターの拍手に感謝を告げた。また、「この瞬間が永遠に続けば良いのに」と心境を吐露した。

「一人の人間として、そしてスポーツマンとしても今言葉に良い表すことができない感覚だよ。辛い瞬間に直面しているデポルティボのサポーターも(降格が決定してしまったのに)愛情を示してくれた。言葉が出てこないよ。とても美しかった。本当に感謝しているよ」

「退団について考えは変わらないよ。僕とクラブの素直な決断なんだ」

「この瞬間が永遠に続けば良いのにと思うし、終わってほしくない。しかし、全ての物事には始まりと終わりがあるんだ」

「将来についてはまだ何も分からないよ。シーズンを終えた時に整理するよ」