神戸ファッション美術館では、特別展「大正ロマン昭和モダン―竹久夢二・高畠華宵とその時代―」を2018年4月21日(土)から7月1日(日)まで開催する。

「大正ロマン昭和モダン―竹久夢二・高畠華宵とその時代―」では、竹久夢二・高畠華宵を中心に、蕗谷虹児、岩田専太郎、中原淳一といった、大正から昭和にかけて活躍した画家たちの日本画、版画、挿絵原画、絵葉書など約200点を一挙に展示。「大正ロマン」「昭和モダン」と称される文化の潮流の一端を紹介する。

西洋文化を取り入れ、日本の文化に融合させていった大正時代から昭和初期は、現代の大衆文化の源流ともいえる表現活動が盛んに行われていた時代。竹久夢二が描く叙情的な女性の絵画や、高畠華宵、蕗谷虹児による甘美な少年・少女像は、その独自の世界観が新たな時代を象徴するかのごとく、世間から支持を集めた。

また、昭和の挿絵画家である岩田専太郎や中原淳一も新たな表現を切り拓き、活躍した芸術家。それぞれの時代性を色濃く反映した、表情豊かな作品の数々が勢揃いする。

【詳細】
大正ロマン昭和モダン―竹久夢二・高畠華宵とその時代―
会期:2018年4月21日(土)〜7月1日(日)
会場:神戸ファッション美術館
住所:神戸市東灘区向洋町中2-9-1
開館時間:10:00〜18:00 (入館は17:30まで)
休館日:月曜日(ただし4月30日は開館し、翌5月1日が休館)
入館料:一般 500(400)円、大学・65歳以上 250(200)円、高校生以下無料
※()内は30名以上の団体料金
■関連イベント
・講演会「大正ロマンの画家たち―夢二や華宵など―」
日時:4月29日(日) 14:00〜15:30
会場:4階 第1セミナー室
定員:90名程度(参加無料、要申込・先着順)
・ワークショップ「筆で描き、彩り、楽しむ夢のデザイン」
2018年5月13日(日) 14:00~16:00
会場:4階 第1セミナー室
定員:20名(要申込·先着順)
※講演会、ワークショップいずれも電話(078-858-0050)か、イベント名、名前、電話番号、年齢を明記の上ファクス(078-858-0058)で申込。

【問い合わせ先】
神戸ファッション美術館
TEL:078-858-0050


[写真付きで読む]「大正ロマン昭和モダン―竹久夢二・高畠華宵とその時代―」神戸ファッション美術館で、版画など約200点

外部サイト

  • 展覧会「ルドン ひらかれた夢 幻想の世紀末から現代へ」箱根ポーラ美術館で、謎めいた幻想世界を紐解く
  • 「追悼水木しげる ゲゲゲの人生展」松坂屋名古屋店で開催、少年期の習作から近年の原画まで約390点
  • スヌーピーを世界で唯一、自由に表現できる画家「トム・エバハート」の日本最大展が東京&福岡で