◇安倍首相が平昌開会式への出席表明 韓国「歓迎」

 日本の安倍晋三首相は24日、2月9日に開催される平昌冬季五輪の開会式に出席するため、韓国を訪問する意向を明らかにした。安倍首相は「事情が許せば開幕式に出席したい」とし、「2020年東京五輪がある。同じアジアで開催される平昌五輪の開幕式に行き、選手団を激励したい」と述べた。また、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と首脳会談を行う考えを示し、「日韓の慰安婦合意について日本の立場をしっかりと伝えていきたい」と強調した。韓国青瓦台(大統領府)は安倍首相が平昌五輪の開会式への出席を表明したことを「歓迎する」とした上で「安倍首相の訪韓が両国の未来志向的な関係発展につながるよう、日本政府と緊密に協力していく」と伝えた。

◇李明博元大統領のおいが検察出頭 裏金疑惑

 違法な裏金作りに関与した疑いが持たれている、李明博(イ・ミョンバク)元大統領のおいで自動車部品会社の副社長イ・ドンヒョン氏が24日、ソウル東部地検に出頭した。この自動車部品会社は李明博氏が実質的なオーナーではないかと疑われている。イ氏は報道陣に対し「取り調べに誠実に応じる」と述べ、会社のオーナーについて問われると「私の父(李明博氏の長兄で同社会長の李相殷〈イ・サンウン〉氏)が株主なのでそのように(父親が所有する会社だと)考えている」と主張した。

◇北朝鮮の公演計画 韓国政府が同意伝える

 北朝鮮が23日夜、韓国北東部の江原道で開かれる平昌冬季五輪(2月9日開幕)に合わせた北朝鮮「芸術団」の公演を2月8日に五輪の氷上競技が行われる江陵の江陵アートセンターで、同11日にソウルの国立劇場・ヘオルム劇場でそれぞれ開催する意向を示したことに対し、韓国政府が24日に南北軍事境界線がある板門店の連絡チャンネルを通じ同意を伝えた。統一部の白泰鉉(ペク・テヒョン)報道官が定例会見で明らかにした。

◇2年ぶり寒波警報のソウル 水道メーター破損など被害相次ぐ

 北極付近の冷たい空気が流れ込み、ソウルは午前7時の気温がマイナス15.9度を記録する厳しい寒さとなった。出勤時間には列車故障による地下鉄の運転見合わせも重なり、ホームが屋外にある駅では乗客らが寒さに震えた。また、水道メーターが凍結して破損するケースも相次いだ。ソウルには23日夜、2016年1月以来2年ぶりに寒波警報が発令された。ソウルは24日日中の最高気温もマイナス10.7度と寒かった。

◇テニス・鄭現が快進撃 韓国勢初の4大大会4強入り

 テニスの全豪オープンは24日、男子シングルスの準々決勝で韓国の鄭現(チョン・ヒョン、21)がテニス・サンドグレン(米国)と対戦し、6−4、7−6(7−5)、6−3でストレート勝ちした。四大大会で韓国勢の4強入りは初めて。準決勝は26日に行われる。