国別対抗大会「ホップマンカップ」の第4日目、グループBのスイス対ロシアが行われ、スイスが、ロシアに勝利を納め、ラウンドロビンでの戦績を2勝とした。先立って行われた日本との試合でも、スイスが勝利しており、3勝での決勝進出に王手をかけた格好だ。

「ホップマンカップ」は、オーストラリアのパースで開催される国別対抗の大会で、参加チームは男女1名ずつ。全8チームが参加し、グループAとBの2つにわかれてリーグ戦を行い、その結果の1位同士が直接対戦して、優勝が決まる。

チーム同士の各対戦は、男子シングルス、女子シングルス、ミックスダブルスをそれぞれ行い、2勝すれば勝ちとなる。日本からは杉田祐一(日本/三菱電機)と大坂が出場中だ。

今回、ロジャー・フェデラー(スイス)とベリンダ・ベンチッチ(スイス)のスイスチームと、アナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)とカレン・カチャノフ(ロシア)のロシアチームがそれぞれラウンドロビンの2戦目として対戦した。

その中で、最初に行われた男子シングルスでは、フェデラーとカチャノフが対戦。フェデラーが持ち前の高い技術と早い展開から、主導権を守りきり、6-3、7-6(8)で勝利して、スイスが一歩リードを確保した。

2試合目となった女子シングルスでも、スイスのベンチッチが6-1、3-6、6-3と、パブリウチェンコワの巻き返しを一時許したものの勝ちきり、勝利を獲得。混合ダブルスを前に、スイスの2勝目を決定づけた。

その後に行われた混合ダブルスでも、スイスは4-3(1)、3-4(3)、4-1と競り合いながらも、3勝で締めくくった。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ホップマンカップ」のミックスダブルス時のフェデラーとベンチッチ
(Photo by Paul Kane/Getty Images)