女子大生マーケッター もーちぃが、「2017年流行ったモノや人」をアンケートで調査!その結果をもとに、特に流行ったキーワードを紹介します。そして、2018年に注目すべき「流行りそうなモノ」もご紹介!これを読めば、10代女子のトレンドを網羅できちゃうかも!?

【写真を見る】女子大生マーケッター・もーちぃが選んだ、10代女子の2017年の流行は?

■ 2017年10代女子を夢中させたもの…

まずは、2017年にティーンの間で流行したモノをチェック!

【食べ物編】

●とろーっとのびるチーズがインスタ映え!「チーズタッカルビ」

今年人気だった食べ物といえば、チーズタッカルビ! 鶏肉を甘辛く炒めたものに、溶かしたチーズをくぐらせる韓国料理です。

濃厚なチーズがとろーっと伸びる瞬間の動画を撮影して、10代女子に人気なSNS「インスタグラム」の24時間限定で閲覧可能の機能「ストーリー」に投稿するのが大ブームとなりました!

中でも新大久保にある「市場タッカルビ」というチーズタッカルビ専門店は多くのメディアで取り上げられなんと店内に入るのに400分待ちという日もあったんです!!

インスタグラムでのハッシュタグ「#チーズタッカルビ」の投稿数は10万件を超えています!

●インスタから話題に! 原宿新名物「Eddy’s IceCream」

アンケートでもチーズタッカルビの次に挙げられていて、人気だったのが原宿にある「Eddy’s IceCream(エディーズ・アイスクリーム)」のソフトクリーム! 豊富な種類のトッピングから好きなものを選んでカスタムするシステムで、あまりの見た目のかわいさにインスタグラムで話題になりました。

特に、週末に原宿に遊びにくるティーンや修学旅行生に人気で、お店の前には行列ができています。オープンしてから半年も経たないうちに、原宿の名物グルメとして定着しました!

インスタグラムでのハッシュタグ「#エディーズアイスクリーム」の投稿数は9000件を超えています!

★流行った食べ物は全部「フォトジェニック」でした!

アンケート以外で最も挙げられたのはチーズタッカルビでしたが、今年流行った食べ物に共通するポイントは写真に映えがする「フォトジェニック」であるということ! SNSに投稿して「いいね」がたくさんもらえるような食べ物が人気でした。

また、お母さん世代懐かしの味「クリームソーダ」もフォトジェニックフードとして大流行。ブームに合わせてクリームソーダをメニューに入れるお店も多かったですが、昔ながらの味が楽しめる喫茶店でクリームソーダを楽しむティーンが多かったです。

インスタグラムでのハッシュタグ「#クリームソーダ」の投稿数は8万件を超えています!

【SNS編】

●橋本環奈がブームの火付け役?「#彼女とデートなうに使っていいよ」

Twitterで突如現れたハッシュタグ「#彼女とデートなうに使っていいよ」。彼氏目線の写真をこのハッシュタグを添えて投稿する10代女子が続出! タレントの橋本環奈さんが投稿した「#彼女とデートなうに使っていいよ」のツイートがかわいすぎると話題となりブームを後押ししたようです。「#彼女とデートなうに使っていいよ」のデートの部分を様々な言葉に変えて楽しむ流れもできました。

ツイッターで人気のハッシュタグでしたが、インスタグラムでの「#彼女とデートなうに使っていいよ」の投稿数は1万件を超えています!

●とにかく「タグる」時代! ハッシュタグを付けまくってた!

今年、最も人気のあったSNSといえば「Instagram」、通称「インスタ」。インスタでは、自分の投稿をより多くの人に見てもらうためにハッシュタグをつけるのが一般的となっていて、一つの投稿に30個まで付けることができます。

ハッシュタグは言葉の頭に「#」を付けるだけで成立するので、その種類は無数にあります。そのなかで2017年、ティーンに人気だったハッシュタグと用途をチェックしましょう!

・「#プリント倶楽部」(投稿数100万件超え) → プリクラを投稿するときに使われる。

・「#青春は戻らないらしい」(投稿数2000件超え) → 清涼飲料「MATCH」のCMで使われたキャッチコピー。体育祭や文化祭といった「青春イベント」で撮影した写真を投稿するときに使われる。

・「#すこ」(投稿数1万件超え) →「好き」という意味で女子高生を中心に2017年流行った言葉。友達との写真や食べ物など、とにかく好きなものを投稿するときに使われる。

・「#クセがすごい」(投稿数2万件超え) → お笑い芸人「千鳥」のネタで使われるセリフで、ティーンに大ヒット! 「#すこ」と同じく流行語に近いので、投稿内容は多様。

★「いいね!」がもらえるスポットに出かけてた!

ティーンは、SNSに投稿すると「いいね!」がもらえる「フォトジェニックスポット」「インスタ映えスポット」に遊びに行っていた2017年。

なかでも人気だったスポットが江ノ島。定番の観光スポットである海や、新江ノ島水族館はもちろんですが、カフェフードや情緒のある街並みがフォトジェニックであると注目を集め、わざわざ足を運ぶティーンがたくさんいました!

また、「IKEA」や「COSTCO」といった海外の雰囲気を味わうことができるスポットも非日常的な写真が撮れると人気になり、写真を撮るためにお店に行くティーンが急増しました。

友達同士の旅行や修学旅行でも「フォトジェニック」の概念が浸透したことによって、従来の観光の定番スポットよりも、かわいい写真が撮れる場所が人気な傾向にあります。

【エンタメ編】

●ぶっとんだ発想に同世代の視線集中!「高校生YouTuber」

HIKAKINやはじめしゃちょーといった元祖YouTuberに負けない発想や手の込んだ動画編集が話題となり人気になったのが高校生YouTuber!

なかでも人気の現役男子高校生4人組の「レイターズ」や双子モデルとしての活動もしている「りかりこチャンネル」のチャンネル登録者のほとんどが彼らと同世代の10代です。

アンケートでは「YouTuberの動画を毎日見て、次の日は友達とその動画について話して盛り上がる!」と答えてくれた子も。10代女子にとってYouTubeの動画をチェックすることは、もはや日課になっているようです。

●頭から離れないメロディーと洗練されたビジュアルが魅力! 「BTS」&「TWICE」

今流行っていることを調査するアンケートに多くのコが「K-POP」と答えてくれた中で、特に目立ったのが「防弾少年団(BTS)」「TWICE」についての回答。

BTSは京セラドームでのコンサートを成功させ、TWICEは日本デビューシングルがオリコン1位を記録するなど両グループとも日本での活躍は止まることを知りません。

「文化祭の出し物でTWICEのダンスを踊った!」という女子高生もとても多く、涙が出ている様子を表した絵文字をイメージしたダンス「TTポーズ」が話題となったTWICEの代表曲「TT」がヒットした2016年よりも圧倒的に知名度がUPしたことが分かります! 2017年も注目しておきたい2グループです。

●みんな真似してました! インパクト大な女性芸人が大人気!

2017年活躍したお笑い芸人といえば「みやぞん」「アキラ100%」「サンシャイン池崎」などがいましたが、ティーンに特に人気だったのは「ブルゾンちえみ」「平野ノラ」「ゆりやんレトリィバァ」などの女性芸人でした。

なかでも「ブルゾンちえみ」「平野ノラ」のインパクトのあるメイクやファッションを真似するティーンは多く、文化祭やハロウィンでコスプレをしたコが多数。

また、女子高生を中心に人気のある動画投稿アプリ「MixChannel」では、ブルゾンちえみのメイクをし、ネタを真似する動画もブームになりました。

【ほかにもこんなモノが流行っていました!】

ここで紹介したもの以外にも、私、もーちぃが思う2017年にティーンの間で流行していたものをご紹介します!

●ノスタルジックな1枚が撮れる!「写ルンです」が大HIT!

スマホで簡単にハイクオリティな写真が撮れる時代に、「逆に新しい!」と人気になったのが、インスタントカメラの「写ルンです」。

「現像するまでどんな写真が撮れたか分らない」というドキドキ感や、懐かしい雰囲気のある写りがティーンの心を掴みました。「写ルンです」で撮った写真をデータ化することができるサービスもあり、撮った写真をSNSに投稿する女子が急増しました!

また、このヒットのおかげで、写ルンですを買いたい人や、撮った写真を現像したい人が増え、街の写真屋さんに活気が戻ったとニュースにもなりました。

インスタグラムでのハッシュタグ「#写ルンです」の投稿数は30万件を超えています!

●高度な編集を駆使してなりきれるかが勝負! 「リップシンク動画」

先ほど紹介した動画投稿アプリ「MixChannel」やインスタグラムの「ストーリー」などで音楽やドラマの音声に合わせて口パクをする「リップシンク動画」がとっても人気に! そのブームを受けて「Kwai」というリップシンク動画を撮影する専用のアプリもティーンの間で話題になりました。

また、ただ口パクをするだけではなく、曲のリズムに合わせて動画を編集することによって服が一瞬で変わるように見せたり、瞬間移動したように見せるなど高度なテクニックを駆使したリップシンク動画に高い評価がつきやすいため、1本の動画を撮るのに何十時間もかけるティーンも多いんだとか。

●常にかわいい自分でいたい! 「SNOWでビデオ通話」

ティーンが必ずと言ってもいいほどダウンロードしているカメラアプリ「SNOW」。顔を自動で認識し、目を大きくすることや、かわいらしいスタンプを付けながら写真を撮影できるので、普通に写真を撮るよりもかわいく写ると人気です。「写真はSNOWを使わないと撮りたくない!」という女子も少なくないはず。

そんなSNOWの新機能が「ビデオ通話」です。顔を認識しかわいく加工できる機能を使いながら、ビデオ通話ができるというサービスで、友達や恋人とコミュニケーションにSNSを活用するティーンに流行っていました。

●芸能人とも繋がれる!? 新たな発信ツール「インスタライブ」

写真や動画を投稿することができる超人気アプリ「Instagram」の新機能「インスタライブ」は、インスタグラムのアプリ内でリアルタイムの動画を配信できるサービス。主にフォロワーへ向けて配信されることが多いですが、誰でも配信、閲覧することができます。

友達はもちろん芸能人の配信も無料で観ることが可能で、コメント機能を通じて配信者に質問やメッセージを送ることがきます。暇で誰かと会話がしたい時や、誕生日パーティやイベントなどを誰かに自慢したい時に使うことが多く、配信の閲覧者数が多いほどステータスが高いと認識されています。

●プチプラじゃないのに!? 3CEの「ウユクリーム」が爆発的HIT!!

韓国発のブランド「STYLE NANDA」のコスメレーベル「3CE」から発売している肌のトーンを明るく見せる「牛乳クリーム」という意味を持つウユクリームがティーンに大人気になりました。

価格は約3000円からと決して安くはないのですが、韓国女子アイドルの人気上昇の影響もあり、売り切れが続出するほどみんな買っていました。

インスタグラムでのハッシュタグ「#ウユクリーム」の投稿数は1万件を超えています!

(「女子大生マーケッター もーちぃが選ぶ! 2018年に流行るモノ」編に続く)

【文=もーちぃ(TCFクリエイター)/記事提供=魔法のiらんど編集部】(東京ウォーカー(全国版))