【ソウル聯合ニュース】韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官が早ければ来週にも訪中する方向で中国側と調整している。韓国政府筋が13日、伝えた。

 康長官は北京で王毅外相と会談し、来月に予定されている文在寅(ムン・ジェイン)大統領の訪中の日程や韓中首脳会談の議題を調整するとみられる。 

 文大統領は11日、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席するため訪問したベトナム・ダナンで中国の習近平国家主席と会談し、文大統領が来月訪中して再度首脳会談を行うことで合意した。

 米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の韓国配備により冷え切った両国関係の正常化や北朝鮮核問題の平和的な解決策などが首脳会談の議題の中心になると専門家はみている。

 康長官が北京を訪問すれば、6月の就任後、初めての訪中となる。 

 習主席は11日の韓中首脳会談で両国高官による意思疎通の強化を図るべきだと強調した上で、韓国外交部長官の11月中の訪中を歓迎するとの意向を示した。