2016年公開され日本映画史に残る大傑作となった『シン・ゴジラ』。

社会現象と化しもはや説明不要なこの作品。CMとかでも散々ネタとして使われてるので、今更ネタバレもへったくれもない気もしますが一応アナウンスしておきます。

この記事がっつりネタバレです!

怪獣界の出世魚!

東京湾で出現し、第1、第2、第3、第4形態と一代で超進化。段階的に大きくなり、出現ポイントに合わせて通称も変わる怪獣界の出世魚的存在のシン・ゴジくん。ツイッターとかではもう常識な通称ですが、もしかしたら知らないFILMAGA読者もいるかもしれないので一応、念のため……

第1形態

東京湾で最初に確認された姿。尻尾しか見えませんがオタマジャクシ的な姿だそうです。

第2形態:“蒲田くん”

蒲田に上陸したため通称は“蒲田くん”。ズリばいができるようになりました。首のエラ的なスリットからビチャビチャと赤い汁を垂れ流したり粗相が目立ちます。

第3形態:“品川くん”

立っちができたポイントが品川だったため通称は“品川くん”。直後にあんよもできました。初代ゴジラが上陸したポイントでもあるそうです。

第4形態:“鎌倉さん”

一旦海に帰った品川くんが、シャケのように舞い戻ってきた姿。黒々と屹立した立派なその佇まい。上陸したポイントが鎌倉だったので通称は“鎌倉さん”です。

シン・ゴジラ身長比較表

シン・ゴジラ(鎌倉さん)は歴代最高身長の118.5m。巨大生物やロボットがドッカンバッコンやりあう映画はたくさんありますが118.5mってのはどんだけ大きいかというのを比較してみたのがコチラ。

牛久の大仏が最大に見えますが、この大仏さん20mの台座に乗ってます。もう撤去されちゃいましたが、お台場のガンダムを物差しがわりにイメージしてみてください。

庵野総監督に感謝

で、ですね。話は変わりますが、僕は前々からネット民の庵野監督に対する態度に疑問を感じておるのです。『風立ちぬ』の主演声優をやられた時もそうですが、シン・ゴジラ総監督・庵野秀明!と発表された時もだいぶ騒がれました。そう、「エヴァはまだか」と。

なんかネット内に、「庵野監督(あと冨樫先生)だったらいくら叩いても良い」っていう風潮があるような気がするんですよね。クラスであいつだけはいくらイジっても誰も文句言わないからボロカス言っても構わない的な。

作品を作るってのはメチャクチャ大変なんですよ。

面白かった、つまらなかったという批評はしょうがないです。実際いくら頑張って作ったとしてもつまらないものはつまらないです。しかし、作ってる人間に対して暴言を吐いて良いという理由にはなりません。ボロボロになりながら作ってる人に対して「さっさと作れ、休むなとっととやれ」はあまりに酷いのではないかと……。

庵野監督。僕は小学生の頃からゴジラとエヴァのファンです。今、エヴァの新作を準備中とのことでメチャクチャ気になってますが、お体の方も心配です。人間ドックとかも行っといてください。病気とか見つかったらちゃんと治してください。素晴らしいゴジラをありがとうございました! 次の作品を楽しみにしております! 急に寒くなってまいりました。くれぐれもご無理なさらぬよう、ご自愛ください。