▽エバートンの指揮官を解任されたロナルド・クーマン氏が、その舞台裏について明かしている。イギリス『スカイ・スポーツ』が報じた。

▽2016-17シーズンからエバートンの指揮を執っていたクーマン氏は、就任初年度にはプレミアリーグで勝ち点61を稼いで7位でフィニッシュした。今シーズンは1億4000万ポンド(約187億円)の大型補強を敢行。しかし、ベルギー代表FWロメロ・ルカクの穴は埋まらずプレミアリーグでは2勝2分け5敗で18位に低迷していた。その結果、今月23日にエバートンから解任を言い渡されている。

▽その移籍市場では、アーセナルのフランス代表FWオリヴィエ・ジルーの獲得に迫っていると噂されていた。クーマン氏によると、この報道は事実だったようで、ジルーを獲得できなかったことが一番の誤算だったと考えているようだ。

「私はジルーが来るのを待っていた。合意間際まで話は進んでいたのだが、最後の最後で彼自身がロンドンに留まることを望んだ。それがアーセナルに残留したすべてだ」

▽またクーマン氏は、現戦力に加えてルカクが残留していれば違った結果だったとの考えも明かしている。

「ルカクはゴールという部分だけでなく、チームに欠かせない存在だった。試合でうまくいかないときでも、ルカクにボールを預けることで起点ができる。そこに向かって長いボールを入れるような戦いもできた」