頭皮は湿疹やニキビなどが出来やすいため、つい強く掻いてしまい傷がついてしまう事がよくあります。

このようなときに傷から浸出液が出る場合は、どう対処したら良いのでしょうか?

そこで、今回は頭皮の傷から浸出液が出た場合の、適切な対処方法を説明します。

頭皮の傷から浸出液が出る原因

頭皮の傷から出る液体は、浸出液やリンパ液と呼ばれるものです。

浸出液はタンパク質や血小板、細胞成分などで構成されていて、その働きには「傷を治すこと」「細菌やウイルスを殺す」「細胞の再生」「止血」などがあります。

このような効果があるため、浸出液は傷を治すために必要なものなのです。

ですので傷から浸出液が出ている状態は、身体が傷を治そうと反応しているためです。

浸出液の対処方法

頭皮の傷から出る浸出液は、放置しておくと臭いがしたり、ジュクジュクとしたりと不快感が感じられます。

ですのでついふき取ってしまいがちなのですが、これは良くありません。

浸出液は傷を治すために分泌されているものですからふき取ってしまうと、治癒が遅れる事になります。

ではどうすれば良いのかというと、浸出液が出た時には、そのまま放置しておいて下さい。

しかし大量に浸出液が分泌され傷から大量に溢れ出ている場合は、傷以外に広がった浸出液はガーゼなどでふき取っても良いです。

シャンプーはどうすれば良いの?

頭皮の傷から浸出液が出ている場合は、シャンプーは控えた方が良いです。

頭皮の傷が軽度な物なら1〜2日で治癒する事が出来ますので、かさぶたが出来て傷が塞がるまでの期間はシャンプーを避けた方が良いでしょう。

かさぶたの状態でシャンプーする場合は、爪でかさぶたを引っかかないように注意してシャンプーするようにして下さい。

また頭皮に湿疹ができやすい場合は、使用しているシャンプーを見直してみると改善出来るかもしれません。

脂漏性皮膚炎などは頭皮の環境によって発症しやすくなりますので、シャンプーを見直す事で改善効果が期待できる可能性があります。