来年1月の移籍市場で英2部リーズへ移籍の噂 ファンの声を英メディアが伝える

 ガンバ大阪の日本代表MF井手口陽介は、イングランド2部のリーズ・ユナイテッドに来年1月の移籍市場で移籍する噂が浮上しているなか、早くもクラブのファンがSNSで様々な反応を示しているという。

 英メディア「HITC」が報じた。

 地元紙「ヨークシャー・イブニング・ポスト」がG大阪の井手口に興味を示し、すでに獲得に向けて動き出していると報じたなか、同記事では井手口のキャリアとともに、リーズファンがツイッターで反応した声を紹介している。

 記事では井手口に関して「高い評価を得ている有望なMFだ。2016年のJリーグベストヤングプレーヤーに選出された」と説明。さらに「この21歳はガンバ大阪で数々のトロフィーを獲得し、2014年にはJ1リーグも制した。日本代表では3試合(実際には4試合)に出場している」と記している。

 ロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のオーストラリア戦でフル出場した井手口は、強烈なミドルシュートを叩き込んで代表初ゴールをマーク。2-0と勝利し、6大会連続のW杯出場に大きく貢献した。続くサウジアラビア戦でもフル出場するなど、バヒド・ハリルホジッチ監督も期待を寄せている。リーズは今年7月、元日本代表MFの藤田俊哉氏をアジア市場のスカウト担当に任命し、有望株の発掘を積極的に進めようと動いており、日本代表で頭角を現してきた井手口に白羽の矢が立った形だ。

リーズファンは賛否両論、能力評価も…

 来年1月の移籍市場でリーズが井手口獲得に動き出したという報道を受け、有望株に期待する声がある一方、マーケティングの一環と見る向きもあるという。記事では賛否両論となったファンの声を伝えている。

「イデグチについて知っているのは、先日彼がゴール(豪州戦)したこと。私は賛成です」

「ヨウスケ・イデグチとの契約は日本でユニフォームを売るための戦略かもしれないと思ったが、実際彼はすごく良く見える」

「彼は本当に良いかもしれない」

「商業的な契約が主だろうけど、彼は能力がある。新体制が再び良い仕事をする」

「他のミッドフィルダーが必要かな。それともシャツを売るため?」

「昨季のJリーグベストヤングプレーヤーだ。ああ、新生リーズが好きだ」

「LUFCブランドを日本に送り出す素晴らしい方法」

「ガンバ大阪は素晴らしいチームだ! この若者がプレーするのが待ち遠しいよ。Jリーグには才能ある選手が多くいる」

 今季から元スペイン代表FWのトーマス・クリスチャンセン監督がリーズの指揮を執るなか、開幕から6試合を終えて2位と好スタートを切っている。井手口はイングランドでプレーするために必要な労働ビザの条件を現時点で満たしていないものの、クラブは取得に向けて尽力する意向。昇格に向けてファンの期待は徐々に高まっているようだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images