近日リリース予定の「iOS 11」の開発者向け最終ベータ版の位置付けである「iOS 11 Golden Master(iOS 11 GM)」を手に入れた9to5Macがファームウェアを分析したところ、3代目となる新Apple Watch(Apple Watch 3)に関する情報がわんさか出てきています。ウワサ通りのLTE対応はiPhoneの電話番号と共用して使う可能性が指摘されています。

iOS 11 GM leak seemingly leaks LTE Apple Watch with new face and Digital Crown [Video] | 9to5Mac

https://9to5mac.com/2017/09/08/ios-11-gm-leak-seemingly-leaks-lte-apple-watch-with-new-face-and-digital-crown/

LTE Apple Watch uses same phone number as iPhone, some carriers to offer free/cheaper trial plans | 9to5Mac

https://9to5mac.com/2017/09/08/lte-apple-watch-free-trial-plan/

Firmware points to new Apple Watch case finishes: ‘Blush Gold’ aluminium and ‘Gray’ ceramic | 9to5Mac

https://9to5mac.com/2017/09/09/apple-watch-blush-gold-gray-ceramic/

◆LTE対応

Apple Watcn 3のLTE対応が濃厚な根拠は、以下のムービーで確認できます。

First look: Apple Watch Series 3 with LTE! - YouTube

これがリークしたiOS 11のリリース版に限りなく近いベータ版「iOS 11 GM」



アイコンデザインが変更された「計算機」アプリの横に、「Watch」アプリがあります。



Watchアプリ内に現れるデジタルクラウンが赤色のApple Watchこそ、新モデルのApple Watch 3。



注目すべきはアナログ時計の文字盤内にある緑色のドット。これはiPhoneなどのiOS端末ではおなじみの電波状況を示すアンテナピクトであり、Apple Watch 3がLTE通信に対応していることがうかがわれます。



さらにwatchOSのコントロールセンターにも、アンテナデザインのアイコンが表示されています。なお、画像右上の青色マークはGPS信号のアイコンだと考えられます。



Apple Watch 3はデジタルクラウンが赤色という点だけがApple Watch 2と違う点で、形状やバンドはまったく同一だと見られています。



◆LTEの通信方法

iOS 11 GMのファームウェアを9to5Macが解析したところ、Apple Watch 3のLTE通信に関する情報が確認でき、コードの内容からは、Apple Watch 3の電話番号はペアリングしているiPhoneと同じ番号であることが推察されるとのこと。つまり、着信した電話に対してApple Watch 3で直接電話に出ることができる模様。



9to5Macは一部のモバイル通信キャリアが特別のプロモーションを用意することを示唆する文字列を発見しており、LTE通信端末にApple Watch 3を加えるための月額料金が一定期間、大幅に値引きされる可能性があると指摘しています。

◆カラー

iOS 11 GMのファームウェアには、Apple Watch 3のカラーコードとして「Ceramic-Gray(グレイ)」「AlumBlushGold(ブラッシュゴールド)」の記述があるため、これら2種類の新色が追加されることになりそうです。



今回の情報から新型iPhoneだけでなく新Apple Watchの登場はほぼ確実と見られます。すべては、2017年9月12日(日本時間13日午前2時)から開催されるApple Special Eventで発表されることになりそうです。