バルサ戦、後半23分から出場のアセンシオが高速カウンターからゴール

 レアル・マドリードのスペイン代表MFマルコ・アセンシオは現地時間13日に行われたバルセロナとのスペイン・スーペルコパ第1戦の試合終了間際に強烈ミドルを突き刺し、第2戦に向けてチームに大きなアドバンテージをもたらした。

 レアルを率いるジネディーヌ・ジダン監督は21歳の若武者の活躍にもはや驚きはないとして、その実力を称えている。

 敵地カンプノウに乗り込んだレアルは後半5分にDFジェラール・ピケのオウンゴールで先制。FWリオネル・メッシのPKで一時同点とされるも、同35分にはカウンターから途中出場のFWクリスティアーノ・ロナウドが鮮やかなシュートをゴール右隅に蹴り込んで勝ち越した。

 その後、ロナウドがシミュレーションの反則によってこの日2枚目のイエローカードを受けて退場となるなど試合は「ロナウド劇場」と化したが、アディショナルタイムには再び高速カウンターからアセンシオが強烈な左足のシュートを叩き込み、3-1で宿敵を下した。

 後半23分から途中出場にも関わらず結果を残したアセンシオについて、ジダン監督は、「アセンシオのしたことに驚きはない」とコメント。すでに若手選手というカテゴリーから外れて、トップ選手と同等の扱いで接しているようだ。

アセンシオら若手が活躍、ジダンも「満足」

「彼は全てにおいて素晴らしく、クオリティーを備え、ラインの突破もシュートも並外れている」

 ジダン監督はアセンシオをこう絶賛した。これまでは看板3トップ、ロナウド、FWギャレス・ベイル、FWカリム・ベンゼマのBBCに注目が集まっていたが、MFイスコやMFマテオ・コバチッチなども好調で、確実に戦力の底上げがなされている。

 指揮官は「彼(アセンシオ)にも満足しているし、みんなにも満足している。ここにはAチームもBチームもない」と断言。若手の突き上げでより充実した戦力に自信を見せていた。

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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images