広島原爆の被爆者が多く暮らし、「韓国の広島」と呼ばれる南部の陜川郡で「原爆資料館」の開館式が行われた。韓国で原爆資料館が開館するのは初めて。被爆者の遺留品や証言録、写真、映像などが展示されている。同郡の河昶煥(ハ・チャンファン)郡守は開館式で、「全国で生存している原爆被害者約2500人の念願だった資料館がついに完成した。二度と原爆による被害がないよう非核化運動に皆が参加する契機になってほしい」とあいさつした。開館式後は、朝鮮人被害者約7万人(被爆当時)を追悼する記念式典が行われた=(聯合ニュース)