ローマからの二度のオファーはクラブが拒否

 レスター・シティで日本代表FW岡崎慎司と同僚のアルジェリア代表MFリヤド・マフレズは、今夏の移籍を熱望している。

 しかし、希望しているプレミアリーグのトップ6(チェルシー、トットナム、マンチェスター・シティ、リバプール、アーセナル、マンチェスター・ユナイテッド)からのオファーはゼロだという。英紙「レスター・マーキュリー」が報じている。

 マフレズは昨季終了後、「クラブへ、今こそ立ち去る時だと感じていると伝えた」との声明を発表し、今夏の移籍を明言していた。セリエAの強豪ローマからは打診を受けているものの、レスターは移籍金が要求額に満たないとして二度のオファーに断りを入れている。

 チームを率いるクレイグ・シェイクスピア監督は、マフレズが望んでいるオファーはないと明かした。

「彼はトップ6のクラブでプレーすることを望んでいる。もし、トップ6からのオファーがなければ彼は残留する。もし届いても、それが十分なものでない場合も残留する」

アーセナルの関心は薄れたか

 レスターがプレミアリーグを制した2015-16シーズン終了後に、マフレズはアーセナル移籍に近づいていた。この時は当時のクラウディオ・ラニエリ監督の強い要請を受け入れる形で残留したが、時間の経過とともにアーセナルからの関心は薄れてしまったのだろうか。

 移籍が決まらないまま、プレシーズンマッチでは質の高いパフォーマンスを続けているマフレズ。プレミアリーグ開幕も迫るが、意中のクラブからオファーは届くのだろうか。

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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images