[J1リーグ19節]仙台1-1柏/7月30日(日)/ユアテックスタジアム仙台
 
【チーム採点・寸評】
仙台 6
序盤こそバタつくも、守備時にバランスの良い5-4-1のブロックを敷いて堅実に戦った。攻撃の手詰まり感は否めなかったが、土壇場で追いつき連敗を止めた。
 
【仙台|採点・寸評】
GK
1 シュミット・ダニエル 6
78分のCKでは、シュートに触りながらも止められず、先制点を献上。しかし、それ以外ではセービング、フィードともに安定していた。
 
DF
13 平岡康裕 6
巧みなラインコントロールで堅守を構築。クロスへの対応、カバーリングもまずまずで、90分間落ち着いていた。
 
27 大岩一貴 5.5
クリスティアーノのパワーに苦しみ、マークを振り切られるシーンも。失点につながらたなかったものの、不安が募るパフォーマンスだった。
 
34 椎橋慧也 6
柏からのレンタル契約で欠場した増嶋に代わってピッチに立ち、リーグ戦デビュー。堂々とプレーし、60分には果敢に攻め上がり決定機を演出した。
 
MF
4 蜂須賀孝治 5(73分 OUT)
タッチラインいっぱいまで広がり、攻撃に幅をもたらした。守備では味方と絶妙な距離感を保っていたが、78分のCKで伊東のマークを外したのは痛手だった。
 
17 富田晋伍 6
無理に飛び込まずに相手にボールを回させていた。目立ちはしなかったが、的確なポジショニングで相手の侵入を食い止め、チームを支えていた。
 
18 三田啓貴 5.5
8分には際どいFKで会場を沸かせた。しかし流れのなかでは低い位置でボールを持つことが多かったのが惜しい。守備面が良かっただけに、もっと高い位置でプレーして攻撃で違いを生みたかった。
 
MAN OF THE MATCH
23 中野嘉大 6.5
上がり過ぎず、下がり過ぎず、絶妙なポジションニングが光った。後半アディショナルタイムには、果敢にゴール前へ飛び出して同点ゴールを奪取。敗戦濃厚だったチームを救った。
MF
28 佐々木匠 5.5(60分OUT)
8節の広島戦ぶりのリーグ戦出場。パスワークに積極的に絡み、テクニカルなドリブルを披露した。ただ決定機にはつながらず、徐々に運動量も落ちていった。
 
30 西村拓真 5.5(69分OUT)
序盤から力強い縦へのドリブルで攻撃に推進力をもたらした。しかし後半は守備に回る時間が多く、トーンダウンしてしまった。
 
FW
11 石原直樹 6
最前線で縦パスを引き出すと確実に足もとに収め、攻撃の基準点に。後半アディショナルタイムにはアシストをマーク。確実に相手の脅威となっていた。
 
交代出場
MF
7 奥埜博亮 6(60分IN)
時にはボランチの位置まで下がり、ビルドアップに関与。無難なプレーが多く決定機には絡めなかったが、攻撃のリズムを作ろうと試みた。
 
FW
20 クリスラン 6(69分 IN)
1トップに入り、背後を狙い続けた。なかなかボールが入らずひとり浮いていたが、終盤にドリブル突破から同点ゴールにつながるクロスを供給した。
 
MF
29 古林将太 5.5(73分IN)
仙台加入後、初出場。投入直後に正確なクロスでチャンスを創出し、攻撃面での期待感を抱かせた。一方セットプレーで、マークを外す場面も見られたのは課題だ。
 
監督
渡邉 晋 6
この日はプレッシングだけでなく、5-4-1のブロックを作ってリトリートを指示。守備面で、中断期間に落とし込んだという幅の広さを見せた。
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
【チーム採点・寸評】