J1リーグ通算20,000ゴール達成まで、ついに残り1ゴールとなった。今月16日に開催された2017明治安田生命J1リーグ第7節では、3季ぶりの大阪ダービーが2−2のドロー、鹿島アントラーズがベガルタ仙台戦で4得点を挙げるなど、各地で得点が生まれたもののメモリアルゴール誕生とはならず。第8節は21日(金)に川崎フロンターレ対清水エスパルス、ガンバ大阪対大宮アルディージャの2カードが行われるため、このどちらかの会場で20,000ゴール目が生まれることが濃厚となっている。

 2005年5月8日の10,000ゴール以降、各地で誕生したメモリアルゴールを写真で振り返ってみよう。

10,000得点目
2005年5月8日 ガンバ大阪 vs 名古屋グランパス(万博記念競技場)
得点者:前田雅文(G大阪)

 関西大学卒業後の2005年、ガンバ大阪に加入した前田雅文。名古屋グランパス戦の得点は自身のJリーグ初得点であり、J1通算10,000ゴール目というメモリアル弾に。一躍注目の的となった。

15,000得点目
2011年5月22日 大宮アルディージャ vs 清水エスパルス(NACK5スタジアム大宮)
得点者:辻尾真二(清水)

 辻尾真二は大学時代までFWとしてプレーし、プロ入り後にサイドバックにコンバートされた経歴を持つ。鋭いドリブルから左足を振り抜いたシュートは、元ストライカーらしい得点だった。

16,000得点目
2012年5月25日 ガンバ大阪 vs サガン鳥栖(万博記念競技場)
得点者:藤田直之(鳥栖)

 チームにとって初のJ1となった2012シーズン、豊富な運動量をベースとした積極的なスタイルで旋風を巻き起こす。敵地・万博での一戦は藤田直之のメモリアル弾を含む2発で、ガンバ大阪を相手に3−2で競り勝った。

17,000得点目
2013年7月17日 柏レイソル vs 清水エスパルス(日立柏サッカー場)
得点者:鈴木大輔(柏)

 2013年、アルビレックス新潟から柏レイソルに移籍した鈴木大輔。前半終了間際、CKのこぼれ球を蹴り込んだ得点は、自身にとって柏移籍後初得点、そしてJ1通算17,000ゴール目という節目の一発となった。

18,000得点目
2014年9月23日 アルビレックス新潟 vs 浦和レッズ(デンカビッグスワンスタジアム)
得点者:興梠慎三(浦和)

 最終ラインからのロングフィードに抜け出した李忠成が中央へ折り返すと、走り込んだ興梠慎三が落ち着いてゴールへ流し込んだ。なお、興梠は現在6得点でJ1得点ランキングのトップに立っている。

19,000得点目
2015年11月7日 アルビレックス新潟 vs 湘南ベルマーレ(デンカビッグスワンスタジアム)
得点者:高山薫(湘南)

 三竿雄斗のシュートを巧みなワンタッチでコースを変えてゴールイン。同年は苦手としていた鹿島アントラーズや名古屋グランパスから数十年ぶりに勝利を収めるなど、J1の舞台で確かな実績を残した。