TBS「あの時!スゴかった人〜一流アスリートが驚いたアノ人大追跡〜」(17日放送分)は、ゲストのアスリートが、自身の競技人生で衝撃を受けた「スゴかった人」を紹介、番組が「その人」の第2の人生を追いかける、スポーツバラエティ番組だ。

この日の放送では、元K-1 WORLD MAX世界王者・魔裟斗や、女子レスリング・吉田沙保里らが過去に対戦した「スゴかった人」を告白した。

魔裟斗があげたのは、「63戦やってきたんですけど、その中で一番痛い蹴りを打ってきた。彼のローキックは世界NO.1」という武田幸三だった。2003年3月に対戦し、魔裟斗が勝利をあげるも、そのローキックで太腿が大きく腫れ上がったという。

そんな武田は、現在よしもとクリエイティブ・エージェンシーの所属で俳優として活躍。最近では、NHKの大河ドラマ「真田丸」に出演し、大野治房を演じている。

番組のカメラに向かって「現役時代もそうだったんですけど、例えばチケット代1万円頂いたら、最低でも2万円分の倍返しで『来てよかったな』と思って頂ける仕事をしたいですよね」と語る武田について、魔裟斗も「(現役時代と)変わってない。ものすごいストイックにやってますね」と感心した。

また、スタジオゲストの吉田は、「5歳の時に初めてレスリングの試合に出たんですよ。男の子に負けた」という、当時の対戦相手をあげた。

その少年が優勝して手にした金メダルを見て、「あのメダルが欲しいと泣いた」という吉田は、父・栄勝さんから「あのメダルは勝った子しかもらえない。だから一生懸命練習頑張りなさい」と言われたことで、「そこから火の付いたように練習をし始めた」と明かした。

その少年は、現在34歳に。お菓子の卸売業をしており、吉田と試合をしたことについては「正直、覚えてないですね」と苦笑い。「再戦を挑まれないことだけを祈って・・・」とおどけてみせるも、その整った容姿を見た吉田は「イケメンじゃん」と興奮気味に声をあげた。