ジャストシステムは4月12日、「ECサイトの配送に関する意識調査」結果を発表した。調査は4月6日〜7日、事前の調査で「月に1回以上、ECサイトで買い物をしている」と回答した20〜59歳の男女900名を対象にインターネットで行われた。

ECサイトで購入した商品が受け取れる専用ロッカーを「知っていて、利用したことがある」人は12.8%(前回/2016年4月時調査では7.5%)、「知っている」人は55.1%(前回調査では48.8%)だった。受取専用ロッカーの設置希望場所は前回調査結果と同様に、「コンビニ」(57.1%)が最も多く、次いで「駅」(36.1%)、「スーパー」(33.8%)だった。

「ドローン宅配便」に期待している人は36.7%。年代別に見ると、20代は47.6%、30代は42.0%、40代は33.3%、50代は24.2%で、年齢が若いほど期待している人が多いことがわかった。「ドローン宅配便」の普及で期待することは、「送料が安くなる」(64.7%)が最も多く、次いで「配送日数や時間の短縮」(61.6%)だった。

ECサイトで購入した商品について、「配送料がかかるのは理解できる」と答えた人は66.2%。その一方で、配送料に理解がある人でも、配送料は「購入者が全額負担すべき」と答えた人は23.2%にとどまった。「購入者とECサイトが折半すべき」が48.3%、「ECサイトが全額負担すべき」が15.4%で、ECサイト側にある程度の負担を求める人が63.7%いた。

「即日配送」「翌日配送」など短納期の配送サービスをこれまでに利用した経験がある人は62.3%。経験者のうち、「即日配送」「翌日配送」を「必ず最短納期になるよう設定する」人は24.6%(20代は36.5%、30代は25.5%、40代は17.2%、50代は16.3%)、20代男性では44.3%にのぼった。

「宅配ボックス」がある世帯は21.0%だった。ない世帯に設置について聞いたところ、「自費でかまわないので、ぜひ設置したい」人は5.7%、「どちらかというと自費でもいいので、設置したい」人は19.7%だった。