(台北 11日 中央社)総統府の黄重諺報道官は10日、蔡英文総統は全ての人々が婚姻について平等な権利を持つことを支持しているとし、「われわれはLGBT(性的少数派)にも結婚する権利があると認識している」とコメントした。

総統府周辺ではこの日、世界人権デーに合わせて同性婚の実現を含めた婚姻に関する法改正を求める大規模な音楽会が開かれた。参加者は主催者発表で25万人。

黄報道官は、すでに立法院(国会)で討論が進んでいると強調。社会で多くの対話がなされ、寛容になることで対立や批難を少なくし、LGBTの人権保障に関する制度を完全なものにできればと期待を寄せた。

今月26日には立法院司法法制委員会での審議が行われる見通し。

(呂欣ケイ、陳至中、余暁涵/編集:齊藤啓介)